人気のスーパーフード、「キヌア」を手軽に!
スーパーフードとして、最近よく見かけるようになったキヌア。栄養成分がバランスよく含まれていることから、美容やダイエットの味方として注目の食材です。
ビヨンセが「減量成功の秘訣はキヌア」と語るなど、セレブが食事に取り入れているということから、欧米では「スーパー穀物」として大人気に! 日本でも取り入れたいという人が増えています。
キヌアの原産地は南米、コロンビアからアルゼンチンにかけてのアンデス山脈。その栄養を白米と比較すると、タンパク質は2倍以上。脂質は、不飽和脂肪酸の割合の多い健康によい脂質が3倍以上含まれています。
さらに、代謝に深い関わりのあるビタミンB群や、骨の健康維持に欠かせないビタミンD、酸化を防ぐビタミンE、といったビタミン類も豊富。白米からはなかなか取りにくい、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類が、多種類含まれている点も魅力です。
また、キヌアに含まれる食物繊維は白米の10倍。食物繊維には、腸で糖の吸収を抑えるという働きがあります。キヌアには糖質が含まれていますが食物繊維も豊富なため、白米のように血糖値を急激に変動させることなく、長時間安定した血糖値を保つことが期待できます。
血糖値を安定させることは健康維持にとても大事。食欲を抑えることにも繋がるので、ダイエットにもよいと言われています。
こうした栄養成分が豊富に含まれていることに加えて、グルテンフリー、アレルゲンフリーであるという点も、キヌアが注目されている理由のひとつのようです。
さて、こんなにいいことづくめのスーパーフード、キヌア。「ぜひ、使いたい!」と言う方も多いですよね。でも、「買ってはみたものの、使い方が分からなくて…」という声も多いようです。
キヌアのゆで方は簡単! さっと洗ってたっぷりの湯で15分くらいゆでればOK。水気を切ってから使います。
私は、まとめてゆでて冷凍しておきます。そうれば、下の写真のように、使いたい時に、割って好きな量だけ使うことができるので簡単です。
キヌアの粒は細かくて、そのままだと食べにくいのが難点。うまく他の食材と組み合わせて、簡単に、たくさんのキヌアがいただけるメニューを2つご紹介しましょう。
ひとつは、スクランブルエッグに混ぜる方法。プチプチとした食感が楽しめます。
そしてもうひとつは、チーズ&キヌア。
こちらも、とても簡単! クリームチーズを2センチ角に切り、ゆでたキヌアをまぶします。おつまみにも朝ごはんにもおすすめですよ。
NEWS
山田玲子先生の最新刊、『NY発! サラダBOWLレシピ~野菜と雑穀でヘルシー! 』(大和書房)が好評発売中です。
スムージー、ジャーサラダ、次はこれ! いまNYで大人気の雑穀ワンプレートサラダが日本上陸。 BOWL(ボウル)はリーフ野菜をベースに、キヌアや麦、玄米などの雑穀、ココナッツやチアシードなどのスーパーフードや豆類などを自由に組み合わせた、ワンプレートサラダのこと。流行に敏感なNYでは、このBOWLを扱うサラダ店が急増中。今回のレシピ本では、NYスタイルのBOWLを日本の家庭向けにアレンジ。日本で手軽に手に入る食材を使いつつも、和洋中などジャンルを問わず、おいしさと栄養価の高い組み合わせで、おいしくヘルシーなBOWLレシピをご紹介。
山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/