新しょうがの甘酢漬けで
夏の元気とキレイをサポート!
今年も、新しょうがの季節がやってきましたね!
昨年は9月に、新米のおともに最適! ということで、「新しょうがの佃煮」をご紹介しました。今年は夏に向け、さっぱりとしていて食欲のない日にも嬉しい「新しょうがの甘酢漬け」をご紹介します。
普段、私たちがすりおろして薬味にしたり、料理に使ったりするしょうがは「ひねしょうが」といいます。漢字で書くと「老成しょうが」。前年に、種しょうがとして植え付けた根(塊茎/こんけい)のことで、 固く、繊維質で辛味も強くなっています。
これに対して「新しょうが」は、このひねしょうがの上にできる、新しい根のことです。
ひねしょうがは、2~3ヶ月貯蔵してから出荷されますが、新しょうがは収穫後すぐに出荷されます。水分をたっぷりと含み、辛みもそんなに強くありません。また、繊維もまだ柔らかいので薬味としてではなく、そのまま食べて楽しむことができます。
最近はテレビや雑誌などで「酢しょうが」が盛んに紹介され、話題になっていますね。
しょうがには身体を温める効果をはじめ、血液をサラサラにして血流をよくし、代謝を高める働きがあります。
また酢も、冷え症改善、免疫力アップ、便秘解消、疲労回復に効果的。体内で食べ物をエネルギーにかえる働きもサポートしてくれるそうです。
そこで、しょうがと酢を組み合わせることでその健康効果がよりパワーアップ! 相乗効果が期待できるというわけです。
血液の流れがよくなり、新陳代謝がアップしてダイエット効果もあり…と、いいことづくめの酢しょうが。しょうがと酢という組み合わせということでは、昔ながらの常備菜、新しょうがの甘酢漬けも同様ですね。
これから暑さも本格的になってきますが、最近は意外とクーラーのききすぎなどで夏に体が冷えてしまうことも多いようです。冷えた体を整えるのにも役立つ新しょうがの甘酢漬け。ぜひ、作ってみて下さい。
私の新しょうがの甘酢漬けは、ころころに切ってありますので、いただきやすいというのも特徴です!
新しょうがの甘酢漬け
材料
新しょうが……500g
砂糖……200g
酢……100g
作り方
①新しょうがは1~2cm角のサイコロ状に切る。
②①を沸騰した湯に入れて2分くらいゆでる。
③甘酢を作る(鍋に砂糖と酢を入れ、火にかけて砂糖をよく溶かす)。
④②を保存容器に入れ、粗熱をとった③を加えて冷蔵庫で保存する。
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