ミラクル免疫力をつけると、老けない!
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。今回からは、ミラクル免疫力をすぐに実践できる方法、レシピをご紹介。ぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
塩麹、麹ジャム、みそ、納豆、キムチ、ヨーグルトなど
●“発酵食品”を使った料理で免疫力アップ&強化●
善玉菌を増やし腸内環境を整え、免疫力を上げる発酵食品を多種類摂る食事が鍵
免疫細胞の約7割は腸内に存在します。免疫力アップには、腸内に存在する善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3 種類のうち、善玉菌を常に優勢にしておくことが重要。加齢や食生活で善玉菌が減ると、腸内環境は乱れ免疫力が低下します。そんなとき強力な助っ人になるのが発酵食品。毎日多種類を摂取したいですね。
ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、発酵食品を使った料理5種のレシピを教えていただきます。
今回は、ヨーグルトとはちみつで手軽に作ることができる「水キムチ」です。
10:手軽に作れるあっさり水キムチ。乳酸菌できれいな腸内に
ヨーグルトとはちみつで作る水キムチ
【材料】 作りやすい量
きゅうり 2本(200g)
にんじん ½本(80g)
パプリカ 1個
自然塩 大さじ1
水 1カップ
A
はちみつ 大さじ3
プレーンヨーグルト ½カップ(100g)
塩麹 大さじ2 ※塩麹の作り方の回参照
しょうがのせん切り 1かけ分
豆板醤 小さじ½
酢 小さじ1
【作り方】
①きゅうりはピーラーでところどころ皮をむいて長さ6㎝に切り、さらに縦半分に切ります。にんじんは縦半分に切り、斜めに7㎜幅に切ります。パプリカは短冊に切ります。
②野菜をボウルに入れ、水、塩を加えてからめ20分おきます。
③Aはよく混ぜます。
④②の水気をよく絞り、Aに漬け込んで冷蔵庫で3時間以上おいて味をなじませます。味がなじんできて、薄くなるようだったら塩麹(分量外)を足します。
■白澤教授コメント
β-カロテンが豊富で抗酸化力の強いパプリカやにんじんと、善玉菌が豊富なヨーグルトと塩麹の相乗効果が期待できます。ヨーグルトの乳酸菌には、腸内を整え免疫力をアップする作用のほか、代謝を促進する効果も。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」
(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社 1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、発酵食品を使った料理の最終回、「キムチ」の乳酸菌で悪玉菌を抑制する味噌仕立てのお鍋のレシピをご紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子