ミラクル免疫力をつけると、老けない!
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、クレソン、菜の花、
ルッコラ、水菜、キャベツ、芽キャベツなど
●アブラナ科の野菜●
毎日数種類の緑の野菜を、ミキシング、刻む、あるいはよく噛んで食べることが重要
免疫力強化には、アブラナ科の野菜の摂取が大変重要。アブラナ科野菜は硫黄含有化合物を含み、刻んだりミキサーにかけると野菜の細胞壁が壊れ、化学反応を起こしてイソチオシアネート類に変化。イソチオシアネート類は、とびぬけた免疫力強化作用、抗がん作用を持つことが証明されています。
ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、さまざまなアブラナ科の野菜を使った料理7種のレシピを教えていただきます。
今回は、インターフェロンを強化し脳の健康も期待できる、アブラナ科の野菜とレンズ豆のカレースープです。
17:アブラナ科の野菜でインターフェロン強化。カレー粉で脳の健康を
カリフラワーと芽キャベツとレンズ豆のスパイスカレースープ
【材料】2人分
カリフラワー 100g
芽キャベツ 6個
玉ねぎ ¼個(50g)
レンズ豆(乾燥) ¼カップ (50g)
オリーブオイル 大さじ1
クミン(ホール) 小さじ½
A
カレー粉 小さじ1
水 2カップ
塩麹 大さじ2 ※塩麹の作り方の回参照
【作り方】
①カリフラワーは2㎝角に切る。芽キャベツは半分に切ります。
②玉ねぎはみじんに切ります。レンズ豆は、さっと洗って水気をきります。
③鍋に中火で油を熱し、クミンを炒め、香りが出たら、玉ねぎ、レンズ豆を加えて全体に油が回るまで炒めます。
④よく混ぜたAを注ぎ、煮立ったらふたをして弱火で10分煮、①を加えて10分煮ます。
■白澤教授コメント
抗ウィルス・抗菌作用が強いアブラナ科野菜に含まれるイソチオシアネートは、免疫細胞が病原体と戦うときにその機能を活性化する物質インターフェロンの働きを強化。カレー粉のクルクミンは脳の神経細胞の損傷を抑制します。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、よく噛むことで免疫力アップ作用が高まる、ルッコラと大豆の和え物のレシピを紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子