ヘルシー食材として人気急上昇のビーツに注目!
新年を迎え、1月ももう半分を過ぎました。全国的に大寒波が押し寄せるなど寒い毎日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
新年のご挨拶がすっかり遅れてしまいましたが、今年も身体と美容に良い食材をおいしくておしゃれなレシピとともにご紹介していきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、新年第一回となる今回のテーマは、昨年より流行の兆しあり…の野菜、ビーツです!
ビーツは、甘みがあり、少し土臭いのが特徴。テーブルビート、ガーデンビート、レッドビートなど、呼び名がいくつかあります。赤カブのように見えますが、カブではなく、ホウレン草と同じアカザ科のサトウダイコンの仲間です。
ビーツを使った料理と言えば、ロシア料理を代表するスープ「ボルシチ」が有名ですね。日本ではあまりなじみがありませんでしたが、最近ずいぶん手に入りやすくなったようです。お店でときどき目にするようになってきました。
実はビーツ…。「食べる輸血」といわれているほど栄養価が高く、イギリスをはじめ海外では昔から「健康に良い食材」として人気の野菜なのです。
鉄分、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラル類、高い抗酸化作用をもつポリフェノール、そして各種ビタミンなど…。さまざまな栄養が凝縮されています。
さらに最近では、健康効果の高い成分として話題の「NO(=一酸化窒素)」が豊富に含まれていることでも注目を集めています。
NOには血管を柔軟にして血流をスムーズにするという働きがあります。それによって血流がよくなり、冷えやむくみの予防、美肌効果、ダイエット効果、エイジングケアも期待されています。そして、こうした美容効果に加えて、疲労回復、基礎代謝の向上など、健康面でも役立つそうです。
また、食物繊維が豊富というのも特徴です。食物繊維と言えば、OurAgeでもたびたび話題になっているように、腸内環境の整備に欠かせない栄養ですよね。食物繊維の働きにより、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の働きを抑制します。そのほか、食物繊維には老廃物やコレステロールを吸着し、体外に排泄する働きもあるそうです。
OurAge世代に嬉しい成分が豊富なビーツ、ぜひ毎日の食卓に取り入れたいですね。
ビーツの使い方がよくわらないという方が多いようですので、これから何回か続けてご紹介していきます。今回は水煮のビーツを使ったマリネをご紹介します。手軽に作れるので、ビーツを調理したことがない…という方も、ぜひ試してみてくださいね。
ビーツと赤い野菜のマリネ
材料
ビーツ……50g
赤玉ねぎ……1/4個
赤パプリカ……適量
A赤ワインビネガー……大さじ1
A油……大さじ1
Aりんごジュース……小さじ2
クルミ……適量
ヨーグルト……適量
ベニーナ(赤軸大根のカイワレ)……適量
ハチミツ……小さじ1
作り方
①ビーツは細かく刻み、赤玉ねぎはスライス。赤パプリカはグリルなどで焼いて薄皮をむき、細く刻む。
②①を合わせ、Aを加えてあえる
③ヨーグルト、砕いたクルミ、適当な大きさに切ったベニーナをトッピングし、ハチミツをかける。