第３章ミラクル免疫力をつけて、老けない食べ方／レシピ37：チキンとココナッツミルクのカレー

白澤卓二

白澤抗加齢医学研究所　所長　医学博士

1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。

東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科　加齢制御医学講座　教授。

専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授、獨協医科大学医学部生理学（生体情報）講座　特任教授、バイオフィリアリハビリテーション学会理事長、日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCSO、ライフ・レングス®社（本社マドリッド）科学顧問。

著書は『100歳までボケない101の方法』『老いに克つ』『免疫力をアップする、塩麹のおかず』『100歳までボケない手指体操』『100歳までサビない生き方』『「砂糖」をやめれば10歳若返る！』『ココナッツオイルでボケずに健康！』など200冊を超える。

ミラクル免疫力をつけると、老けない！

この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない！』（白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊）から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。

第３章

ミラクル免疫力！　をつけて、老けない食べ方

免疫力をアップさせる　ミラクルメニュー60

くるみ、アーモンド、カシューナッツ、松の実など

●生ナッツ類●

生ナッツ類を食べる人は、スリムで若い！

免疫機能を上げるために欠かせない重要食材

生ナッツ類は栄養の宝庫。比較的高脂肪だが、食べすぎなければすばらしいミラクルフードに。生ナッツ類を適量常食している人は、スリムで若いというデータもあります。生ナッツ類の摂取によってフィトケミカルの吸収もアップします。

ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、免疫機能を上げるために欠かせない重要食材の生ナッツ類を使った料理のレシピを教えていただきます。

今回は、強力な殺菌力と抗酸化力があるココナッツを使ったカレーです。

37：殺菌力、抗酸化力の強いココナッツで、ミラクル免疫力をゲット

チキンとココナッツミルクのカレー

【材料】２人分
鶏むね肉　100ｇ
塩麹（※塩麹の作り方の回参照）　小さじ1
小麦粉　小さじ2
ココナッツオイル　大さじ１
カレー粉　大さじ1
オランダパプリカ　½個
エリンギ　大1本

にんにくのすりおろし　½かけ分
しょうがのすりおろし　½かけ分
赤唐辛子　1本
ココナッツミルク　1カップ
水　½カップ
塩麹（※塩麹の作り方の回参照）　大さじ１

発芽玄米ご飯　適量
ココナッツ（フレーク）　適量
ルッコラ　適量

【作り方】
①鶏肉はそぎ切りにし、塩麹をまぶし、小麦粉をまぶします。
②パプリカは長さ２㎝の短冊に切り、エリンギは長さを半分に切って縦に４つ割りにします。
③フライパンにオイルを熱し、鶏肉を表裏焼き、取り出します。残った油でカレー粉を軽く炒め、香りを出します。
④③にＡをよく混ぜながら注ぎ、そのまま煮立てます。②を加え、弱火で10分、鶏肉を戻してさらに５分煮ます。
⑤器に発芽玄米ご飯を盛り付け、④をかけます。ココナッツを散らし、ルッコラを添えます。

■白澤教授コメント

ココナッツミルクにココナッツオイルと同様の効能が。強力な殺菌力と抗酸化力があり、毎日の食卓に取り入れたい食材です。ココナッツオイルを選ぶ際は、高価でも質のいいものを選ぶこと。美容効果も高いです。

小田真規子　Makiko Oda