第３章ミラクル免疫力をつけて、老けない食べ方／レシピ43：ブロッコリーとひまわりの種の炒め物

白澤卓二

白澤抗加齢医学研究所　所長　医学博士

1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。

東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科　加齢制御医学講座　教授。

専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授、獨協医科大学医学部生理学（生体情報）講座　特任教授、バイオフィリアリハビリテーション学会理事長、日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCSO、ライフ・レングス®社（本社マドリッド）科学顧問。

著書は『100歳までボケない101の方法』『老いに克つ』『免疫力をアップする、塩麹のおかず』『100歳までボケない手指体操』『100歳までサビない生き方』『「砂糖」をやめれば10歳若返る！』『ココナッツオイルでボケずに健康！』など200冊を超える。

ミラクル免疫力をつけると、老けない！

この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない！』（白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊）から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。

第３章

ミラクル免疫力！　をつけて、老けない食べ方

免疫力をアップさせる　ミラクルメニュー60

亜麻仁、ごま、ひまわりの種、かぼちゃの種、スプラウトなど

●種子類●

ナッツ類よりたんぱく質含有量が多く、

免疫機能を支える大切な栄養素の宝庫

種子類は、生ナッツ類同様の効能を持つすばらしいミラクルフード。特筆すべきは、生ナッツ類よりたんぱく質の含有率が高く、しかも免疫力アップに重要な微量栄養素がたくさん含まれていることです。ひと粒ひと粒に生命力が宿っている種子類は、酸化しやすい脂質を含むので非加熱のものを。

ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、ナッツ類よりタンパク質含有量が多い、免疫力アップに有用な栄養素がたくさん含まれている種子類を使った料理のレシピを教えていただきます。

今回は、ミネラル豊富で鬱予防にも有効なひまわりの種とブロッコリーの炒め物です。

43：ひまわりの種のトリプトファンは鬱予防に有効

ブロッコリーとひまわりの種の炒め物

【材料】２人分
ブロッコリー　100g
にんじん　50g
ひまわりの種　30g
ごま油（またはえごまオイル）　大さじ１
A

塩麹（※塩麹の作り方の回参照）　小さじ２
酢　大さじ１
はちみつ　小さじ１

【作り方】
①ブロッコリーは小房に分けてくし形切りにし、茎は短冊に切ります。
②にんじんは半月の薄切りにします。
③フライパンに油を熱し、①、②を平らに広げ、２分焼き、さらに２～３分炒めます。
④ひまわりの種を加えて上下を返しながらさらに２分くらい炒め、Ａを回し入れ、強火にして味をからめます。

■白澤教授コメント

ひまわりの種には、ビタミンＥのほかセレン、鉄などのミネラルも豊富です。セロトニンのもとになるアミノ酸トリプトファンも多く、鬱予防にも有効。効能豊かなブロッコリーと一緒に摂取することで、効果が倍増します。

小田真規子　Makiko Oda