ミラクル免疫力をつけると、老けない!
レシピ51 鮭の塩麹にんにく焼き
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
鮭や、鯖など青魚、コハダ、シラス・チリメンなど稚魚、エビ、ホタテなど
●魚介類●
野菜にはない魚介の栄養素を、適量上手に摂取するのが理想
魚介が持つDHAやEPAなどオメガ3脂肪酸は健康に欠かせない栄養素です。ほかにも野菜にない栄養素やフィトケミカルが含まれているので、適量摂りたい食材。しかし、動物性たんぱく質の摂りすぎは、体の解毒機能に負担をかけ免疫力を弱めるので、食べる量には注意が必要です。
ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、健康に欠かせない栄養素を持つ魚介類を使った料理3種のレシピを教えていただきます。
今回は、強力な強酸化力を持ち、認知症予防にも効果が期待できる鮭の塩麹にんにく焼きです。
51:最強のカロテノイド、アスタキサンチンで脳の健康を守り、認知症を予防
鮭の塩麹にんにく焼き
【材料】2人分
生鮭(大) 1切れ(150g)
A
塩麹(※塩麹の作り方の回参照) 大さじ1
にんにくすりおろし ¼かけ分
ミックスハーブ 適量
大根おろし 100g
レモン 適量
えごまオイル(またはオリーブオイル) 小さじ2
【作り方】
①鮭は食べやすい大きさに切り、Aをまぶし、ラップに包んで、冷蔵庫で2時間~2日漬けます。
②鮭の表面の水気を軽くふき取ります。
③フライパンに②をのせ、油(分量外)をふりかけて中火にかけます。
④中火で3~4分、返して同様に1~2分焼きます。
⑤ミックスハーブの上に盛り、オイルをまわしかけ、水気をきった大根おろしとレモンのくし形切りを添えます。
■白澤教授コメント
鮭に含まれる色素成分アスタキサンチンは、強力な抗酸化力を持ち認知症予防効果が。脳には血液脳関門があり、そこを通って脳に入れる物質と入れない物質に識別されます。アスタキサンチンは血液脳関門を通過できる物質です。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」
(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社 1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、動脈硬化予防効果のあるタウリンを含むホタテと、強力な抗酸化力を持つ赤い色素のアスタキサンチンを含むエビを使ったアクアパッツァのレシピをご紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子