ミラクル免疫力をつけると、老けない!
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピをぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
鮭や、鯖など青魚、コハダ、シラス・チリメンなど稚魚、エビ、ホタテなど
●魚介類●
野菜にはない魚介の栄養素を、適量上手に摂取するのが理想
魚介が持つDHAやEPAなどオメガ3脂肪酸は健康に欠かせない栄養素です。ほかにも野菜にない栄養素やフィトケミカルが含まれているので、適量摂りたい食材。しかし、動物性たんぱく質を摂りすぎると体の解毒機能に負担をかけ、かえって免疫力を弱めることもあるので、食べる量には注意が必要です。
料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、健康に欠かせない栄養素を持つ魚介類を使った料理のレシピを教えていただきました。
今回は、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸DHA、EPAが豊富に含まれた鯖の麹ジャムとスパイスのからめ焼きです。
53:血液をサラサラにしてくれる鯖の新しい調理法
鯖の麹ジャムスパイスからめ焼き
【材料】2人分
鯖の切り身(大) 1切れ(150g)
A
塩麹(※塩麹の作り方の回参照) 大さじ1
粗びきこしょう 小さじ½
カレー粉 小さじ1
麹ジャム(※麹ジャムの作り方の回参照) 大さじ4
にんにくのすりおろし ½かけ分
パプリカ ½個(80g)
エリンギ 2本(100g)
えごまオイル(またはごま油)
小さじ1
サラダほうれん草 適量
【作り方】
①鯖は6つのそぎ切りにし、水気をふきます。
②パプリカは短冊に切り、エリンギは縦に2~4つに切ります。①とともにAの下味をからめて10分おきます。
③耐熱皿に、②の汁気を軽くきって並べます。鯖のまわりに野菜をおきます。
④油をふり、オーブントースターで10分焼きます。器に盛り付け、サラダほうれん草をまわりに散らします。
■白澤教授コメント
鯖には、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸DHA、EPAが豊富に含まれています。酸化しやすい脂質なので鮮度のいいものを入手したい。魚介に塩麹をぬるだけでおいしさが増し、善玉菌も摂取できるこの調理法はおすすめです。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」
(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社 1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回からは、摂りすぎは免疫力低下の原因になりますが、少量の摂取ならOKの脂肪以外の赤身部分の「肉類」を使った料理のレシピ3種をご紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子