ミラクル免疫力をつけると、老けない！
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない！』（白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊）から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法やレシピをお伝えしています。
第３章
ミラクル免疫力！ をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
豚肉赤身、鶏むね肉など
●肉類●
脂肪以外の赤身の部分を少量、が基本。摂りすぎは免疫機能低下の原因に
肉類には野菜にはない栄養素が含まれているので、脂肪以外の赤身の部分などを少量摂取するのは許容範囲。しかし摂りすぎはNGです。免疫機能を低下させ、体の機能に負担をかける結果になります。豚肉の赤身部分、鶏むね肉、ささみが理想的です。
料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、脂肪以外の赤身部分の「肉類」を使った料理のレシピを教えていただきます。
今回は、糖質の代謝を助ける働のあるビタミンB1が豊富に含まれる豚肉と野菜の巻き蒸しです。
54：豚肉と一緒に野菜もたくさん摂ろう！
脂身はできるだけ取り除いて調理して
豚もも薄切り肉の野菜巻き蒸し 塩麹だれを添えて
【材料】２人分
豚もも薄切り肉（しゃぶしゃぶ用） 150g
にんじん ⅓本
長ねぎ ½本
パプリカ ¼個
キャベツ ３枚
［塩麹だれ］
A
はちみつ 大さじ２
酢 大さじ２
塩麹（※塩麹の作り方の回参照） 大さじ２
豆板醤 小さじ½
【作り方】
①にんじん、長ねぎ、パプリカはせん切りにします。
②肉を広げて①の野菜をのせて巻きます。
③キャベツは１㎝幅に切ります。
④蒸し板かせいろにキャベツを広げ、②を並べて蒸気の上がった蒸し器に入れ、ふたをして強火で３分蒸します。
⑤Ａを混ぜた塩麹だれでいただきます。
■白澤教授コメント
野菜もたっぷり摂れるこの豚肉料理は、蒸すことで肉の脂肪を落とすことができる健康的なレシピです。豚肉に豊富に含まれるビタミンB₁は、牛肉の約10倍。糖質の代謝を助ける働きや末梢神経の機能を維持する働きがあります。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単！」（扶桑社）、「捨てないレシピ野菜編」
（オレンジページ）。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない！』（集英社 1,100円＋税）
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、消化のよいたんぱく質が豊富な鶏肉で作る、塩麹鶏ハムのレシピをご紹介します。
料理制作／小田真規子 撮影／奥谷 仁 スタイリング／銀川理恵子 編集・構成／遠藤励子
