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更年期に急増する「足の悩み」⑭きちんと知っておきたい下肢静脈瘤

阿保義久

阿保義久

「北青山Dクリニック」院長。下肢静脈瘤の日帰り根治手術を日本で初めて確立したパイオニア的存在。2000年のクリニック開設以来27,000脚以上を執刀。最先端の治療法である血管内レーザー治療の実績は年間約1,000脚。近著に『下肢静脈瘤が消えていく食事』(マキノ出版)

 

 

「足のむくみ」や「つり」でも触れた「下肢静脈瘤」。聞いたことはありますか? 更年期以降の女性に急に増えるこの足の病気、まだ知らない人も多いはず。下肢静脈瘤治療の専門家、阿保先生にくわしく教えていただきます!

 

40代、50代女性のほとんどが初期の静脈瘤を発症している!?

 

足にこぶのような血管や青い静脈が浮き出ていたり…見た目にはちょっと怖い下肢静脈瘤。自分には関係ないなんて思っていませんか? 阿保義久先生によれば、
「患者はやはり40代、50代の女性が多いです。更年期以降の女性に増えるのはホルモンのバランスが変わり、血管自体の生理機能も不安定になるからでしょうね。自覚症状はなくても試しにエコーで調べると結構、弁不全が見つかります。広いくくりで言えば、更年期以降は、ほとんどの方が発症していると言っても大袈裟ではないですよ」

 

下肢静脈瘤は、足の静脈にある弁が壊れた結果、こぶができてしまう病気。静脈が通っていれば足のどこにでもできます。

初期症状は?

「皆さんの言葉を借りると、重い、だるい、かゆい、灼熱感がある、こむら返りが起きる…それが初期症状だったとあとで気がつく方もいます。
遺伝の確率も高いので、親戚に静脈瘤の方がいたら、念のため調べておくといいでしょう。病院は血管外科、なければ心臓血管外科へ。静脈瘤と診断されても、初期であれば運動や食事、セルフケアで十分進行が止められます。進行すると治療をしても治りにくいことがありますから、早期治療するに越したことはないですね」

 

 

 

そもそも下肢静脈瘤は、男性よりも女性に多く発症します。それは女性のほうが筋力が弱いためです。さらに、上のチェック項目が多いほど、下肢静脈瘤ができやすい傾向に。

 

次回は阿保先生に、下肢静脈瘤のしくみや治療法、予防法についてさらに詳しいお話をうかがっていきます。

 

イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

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