連載「50代のストレッチ①」で、関節と筋肉を柔軟に保つことが老化を遅らせるのに大切であることを学びました。今回から、実践編として具体的なストレッチ方法を伝授していきます。連載「50代のストレッチ②、③」のチェックテストで、自分が硬かった関節のストレッチを実践してみましょう。すべてを習慣にすると柔軟性の維持につながり理想的です。
関節を 柔らかくするストレッチ
JOINT
首・腰の痛みを防ぎ、姿勢も整う
脊椎のストレッチ
硬くなりやすい胸椎を柔軟に
上体起こし
脊椎で特に硬くなりやすい胸椎。このストレッチで柔軟にすると首や肩のコリ、腰痛などの予防・改善に。
1うつ伏せで手を胸の横に
うつ伏せになって、両脚を真っすぐに伸ばし、両肘を曲げて、胸の横に手をつきます
2みぞおちから上を起こす
あごは引いたまま、息を吐きながら、前にいる人に胸元のペンダントを見せるようなイメージでみぞおちから上を起こして3呼吸キープ。これを3回
次ページでは、脊椎の左右バランスを調整するストレッチをご紹介します。
左右均等に伸ばして負担を解消
脊椎の左右の
バランス調整
脊椎のどこかが偏って使われていると硬くなるので、このストレッチで左右均等に伸ばしてバランスを調整。
1椅子に座り、
右腕を上げる
脚を広めに開いて椅子に座り、左右のお尻に均等に体重をのせ、右腕を真っすぐ上に伸ばします。左手は太ももの上に置きます
2右腕を伸ばし
左に倒す
右腕をぐーっと上に伸ばしながら左に倒し、右の体側を伸ばして3秒キープ。左の脇腹にある棒を乗り越えるようなイメージで、体をしならせましょう
3右腕をひねって
斜め上に伸ばす
次に、伸ばした右腕をひねりながら右斜め上に伸ばして3秒キープ。斜め上にある物を取るイメージでひねりましょう。この1~3を左右各3回
次回は、肩コリ、五十肩、猫背の予防・改善に効く肩関節のストレッチをご紹介します。
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/木村三喜 モデル/国本 綾
スタイリスト/程野祐子 構成・原文/和田美穂