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更年期になってから足がつりやすいかも?「足がつる」メカニズムとは?

高尾美穂さん

高尾美穂さん

東京慈恵会医科大学大学院修了。イーク表参道副院長。産婦人科専門医・婦人科スポーツドクター。Gyne Yoga主宰。西洋医学をベースに、ヨガ、アンチエイジング医学、東洋医学、栄養学、スポーツ医学を総合的多角的に用いて、女性がよりよく年齢を重ねていけるようにサポートしている

突然の激痛にどう対処する?

「足のつり」 克服マニュアル

"足のつり"は筋肉に連続的な収縮が起こる、痛みの発作のようなもの。即効性のあるストレッチや、血の巡りがよくなるセルフケアを実践して、撃退しましょう!

 

更年期に入ってから足がつりやすくなったかも ⁉︎

 

仕事で疲れていたり、睡眠不足のときは要注意

久しぶりにジョギングしたら、足がつった~

明け方に突然ふくらはぎがつって、痛くて目が覚めた

冷えると足の指がつりやすい

ふくらはぎだけではなく、足の裏や甲がつることも

 

足がつるメカニズム、知っていますか?

 

足のつりとは、筋肉が〝有痛性痙攣(けいれん)〞を起こしている状態のこと。

 

「痙攣というのは収縮→弛緩を繰り返す仕組みがあり、本来は痛みがありません。しかし、有痛性痙攣は筋肉に誤作動が起きて収縮のみを繰り返し、弛緩ができない状態。そのため痛みが生じてしまうのです」と婦人科スポーツ医の高尾美穂先生。

 

そもそも筋肉には、血管や膀胱(ぼうこう)、子宮などの壁に見られる平滑筋と、骨格を動かす骨格筋があります。平滑筋は自律神経のコントロール下にあるため、自分の意思で血管の拡張や収縮をさせることはできません。一方の骨格筋は自分の意思で自由に動かすことができる筋肉です。

 

「ところが私たちの意思とは無関係に、ふくらはぎや足の指、甲などの骨格筋が突発的な誤作動を引き起こすことがあるのです。すると、ひたすら収縮し続け、自分の意思ではコントロールがきかない状態に。それが〝足のつり〞です」(高尾先生)

 

何が引き金となって、骨格筋に激しい収縮が起こってしまうのか、次の連載で、西洋医学と東洋医学の観点から原因を探ります!

 

 

イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵

 

 

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