健康とダイエットのために、ウォ―キングを再開せねば、と思っているミーナです。サルティス池田さんに学ぶ正しい歩き方、まずは正しい姿勢からスタート。姿勢は、何事にも大事ですよね。
筋力・骨力をアップして脂肪は燃やす!
一生太らない歩き方とは?
「歩く」という動作は、実は格好の全身運動。漫然と足を運ぶことをやめ、「運動」として見直すことで、日常のすべてが健康とダイエットに最適な動きに変わります!
そこで、いい姿勢で歩くことでカッコよく痩せるための、正しいウォーキングの仕方について、Step1~7に分けてご紹介します。
Step2では、脂肪が燃えやすくなるウォーキングの際の正しい姿勢のチェック法をご紹介します。
運動効果を高めて歩くために
正しい姿勢を改めてチェック!
骨盤を立て、肩甲骨を寄せる! このふたつが姿勢づくりの要
「大きな筋肉、お尻と太ももの後ろの筋肉を使いやすくするためには、正しい姿勢で歩くことが大切。姿勢のコアとなる上半身がきちんと動かせれば、さらに多くの筋肉が使われ、脂肪が燃えやすくなります」(池田さん)
でも、自分の歩く姿を冷静に見たことがある人は意外と少ないのでは? 背中を丸めて歩いていたり、あごが上がっていたり…。自分では背筋をピンと伸ばしているつもりでも、反り腰になっている人もよく見かけます。
猫背や反り腰は骨盤の前後の傾きと大きく関係するもの。特に40〜50代は長年の姿勢のくせが背骨の歪みや内臓圧迫などにつながり、体の不調を引き起こしかねません。姿勢が悪いと見た目が悪いだけでなく、体にも悪影響。
ウォーキングを始めようとする人は、まず正しい姿勢で立てているかをチェック。正しくできていない人は、この辺でリセットしてしまいましょう。
「理想的な姿勢の要となるのは骨盤です。まずは〝骨盤を立てる〞と覚えてください。おへその下に力を入れて凹ませ、骨盤をまっすぐ上へ立てる…すると背筋がスーッと伸びて、ヒップもバストも上がって見えるはず。
次に骨盤の位置をキープするためのお手伝いをするのが肩甲骨。年齢とともに前に開いてしまった肩甲骨を〝後ろに寄せる〞。これが姿勢づくりの基本です」
■「壁立ち」で姿勢チェック&リセット
かかと、お尻、肩、頭を壁につけて立ちます。左の絵を参考に、望ましい姿勢をチェック。1日1回はこの「壁立ち」をして、基本姿勢がとれているか確認するだけでも、正しい立ち姿が身についていくはずです。
■肩甲骨を寄せる体操を習慣に
猫背や前肩は、肩甲骨を中央に引き寄せることで防げます。壁立ちの前にこれをするだけでOK!
■腰の後ろの隙間は手のひら一枚分
腰~背中の隙間のチェックは、自分の手のひらを使うと簡単です。それ以上あいていたら、即リセット!
■骨盤が立っていないと姿勢も体型もくずれがち
正しい姿勢は骨盤の傾斜がカギ。骨盤が真っすぐに立ち、背筋がピンと伸びた姿勢はウォーキングの運動効果を上げるのに重要です。骨盤が傾いたままだと、猫背や反り腰になるだけでなく、贅肉がついたりたるみの原因にも!
監修:サルティス池田さん Salutis Ikeda
profile
アシックス ウォーキングトレーナー、日本ウォーキング協会公認指導員、公認シューフィッター。ウォーキング講習会やセミナーはこれまでに1000 回以上、約3万人以上を指導。日本初ウォーキングミュージックCD「Walking melodies」(東芝EMI)をプロデュース。
http://www.asics.co.jp/walking/
次回Step3では、運動効果の高い基本のウォーキングフォームをご紹介します。
撮影/板野賢治 イラスト/かくたりかこ 取材協力/アシックス
構成・原文/蓮見則子