こんにちは、ミーナです。
股関節に不調を感じる読者の実際の診察の様子をお伝えするレポートを連載中です。
右側だけが臼蓋形成不全であることが判明した竹内洋子さん、
格子先生のクリニックに併設のトレーニングスタジオで
筋力アップと可動域を広げる「リハビリ」をすることに。
早く不調の原因がわかれば、「リハビリ」でよくなるんだから、
みなさんもちょっと異変を感じたら、ドクターに行きましょうね。
理学療法を初めて体験! 治療=運動療法でした
先生のいう「リハビリ」とは理学療法のこと。
格子先生のクリニックにはトレーニングスタジオが併設され、
理学療法士さんが常駐しています。
竹内さんは、今度は理学療法士の外崎さんの治療を受けました。
症状を念入りにチェックし、そのうえで鍛えるべき筋肉を示しながら、
手を添えてトレーニング。
さらに、自宅でできるエクササイズを伝授していきます。
「今までの自己流のストレッチはやめて、
指導していただいたエクササイズを続けてみます!
それに先生提案の水中ウォーキングを実行すべく、
スポーツクラブに入会します。
次回のリハビリ予約も入れましたよ。
宿題ができていたか、チェックしてくださいね」
すっかり心まで軽くなった様子の竹内さん。よくなりますように♪
次回、外崎さんが竹内さんに伝授したという
おうちでできるエクササイズをご紹介します!
理学療法士さんてどんな人?
外崎生才さん Futoshi Tonosaki
理学療法士、スポーツトレーナー
「理学療法士はフィジカルセラピスト(Physical Therapist)、
PTとも呼ばれます。
病気や外傷のために、立つ・歩く・座るといった
基本動作がうまくできなくなった方の機能改善や維持、予防を目的に
リハビリテーションを行う専門職です。
痛みの軽減、関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、
動作や歩行練習など能力向上を目指す治療も行います。
医師の処方に基づき、その方にいちばん適した
治療計画を立てるのも僕たちの役目。
患者さんの職業や生活環境、キャラクターまで
考慮して進めるので、
二人三脚という言葉がぴったりかもしれませんね」
中村格子さん Kakuko Nakamura
profile
1966年生まれ。整形外科医、医学博士。
Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長。
横浜市立大学整形外科客員教授。
2014年4月、スタジオを備えた整形外科クリニックを代官山にオープン。
健康の大切さを伝え、多くの著書(『実はスゴイ!大人のラジオ体操』など)の出版や講演、メディア出演と幅広く活動。
撮影/小山志麻 矢部ひとみ
構成・原文/蓮見則子