骨量低下が気になっているミーナです。今回は「骨力アップメニュー」を、料理研究家の井原裕子さんに教えていただけるので、即実行したいです。
姿勢のきれいな8人に聞く美骨習慣。
私たち、理由あって骨美人!
年齢とともに丸くなりがちな背中とは無縁の、すっと伸びた立ち姿が印象的な8人の骨美人たち。
ここでは、美しい姿勢を支える運動や食生活、生活習慣などから、骨美人たちの「骨力アップ」の秘策を探ります!
今回は、料理研究家の井原裕子さんの、骨と全身の健康を維持するための秘策と骨力アップメニューのレシピをご紹介します。
井原裕子さん Yuko Ihara
profile
1963年生まれ。料理研究家。「ベリーズキッチンスタジオ」を主宰。体に優しいメニュー提案で人気を集め『おから手間なしレシピ』(学研パブリッシング)など著書多数
筋トレ習慣とバランスのいい食事で
骨と全身の健康を維持
これまで運動経験がほとんどなかったという井原さんが、体幹トレーニングとカーヴィーダンスを始めたのは1年前。
「45歳くらいから疲れやすさを感じていましたし、立ち仕事なので、今後に向けて筋力アップしないとと思いました。DVDを見ながら動いていますが、いったん習慣にしてしまうと、やらないと気持ち悪いくらいで、運動後の心地よさも初体感。ほかにも信号待ちやドライヤーをかける少しの時間に、片足を上げるなどの筋活もちょこちょこしています」。
体幹トレーニングとダンスを合わせて30分、可能な限り毎朝続けるうちに体が引き締まり、筋力アップを実感。10年以上悩まされた腰痛もすっかり治まったといいます。また、職業柄、食事へのこだわりも人一倍。
「タンパク質を多めにとるように心がけていますが、タンパク質からのコラーゲン生成をサポートするビタミンC、カルシウムなどもバランスよく摂取。今回提案した2品は、最強の骨力アップメニューとしておすすめです」。
更年期にさしかかり、骨の健康は意識しつつも、骨粗しょう症のリスクが高くなるのはもう少し後ととらえていたという井原さん。
「筋トレを始めたり、食生活に配慮していたのは体全体の健康増進のため。でもそれが結果として骨力アップにつながっていたのを感じます。年齢とともにさらに骨の健康について意識していきたいですね」
●菜の花の牛肉巻き焼き 塩ヨーグルトソース
■材料(2人分)
牛もも肉(薄切り)160g 菜の花120g 生しいたけ4個
オリーブオイル適量 塩少々 こしょう少々
〈塩ヨーグルトソース〉
プレーンヨーグルト大さじ4 塩小さじ¼ こしょう少々
■作り方
❶菜の花は長さを半分に切り、茎が太い場合はさらに縦に2等分に切ります。
❷鍋に湯を沸かし、①を色よくゆでます。ザルに上げて冷ました後、水気をよくしぼります。
❸生しいたけは石づきを切り落として2等分に切ります。
❹塩ヨーグルトソースの材料を合わせて混ぜます。
❺まな板の上に牛肉を半分に切って置き、塩、こしょうをふります。①の菜の花を等分にのせて手前から巻きます。
❻フライパンにオリーブオイル小さじ1を入れて熱し、しいたけを中火で両面1~2分焼いて取り出します。
❼フライパンにオリーブオイル大さじ½を足します。⑤を巻き終わりを下にして入れて中火で焼き、焼き色がついたら裏返して2~3分焼いて取り出します。
❽⑥、⑦を器に盛ってヨーグルトソースをかけます。
●しらすとのりの卵ピザ
■材料(2人分)
卵2個 ピザ用チーズ60g
しらす20g もみのり少々
■作り方
❶ボウルに卵を割り入れてほぐします。
❷直径20㎝のフライパンにピザ用チーズを広げて中火で熱し、チーズがほぼ溶けたら卵を流し入れ、弱火で5~6分焼きます。
❸②の上にしらす、のりをのせます。
次回は、ポスチュアスタイリストとして活躍するKIMIKOさんの、美姿勢の秘訣をご紹介します。
撮影/小山志麻 取材・原文/蕨 康子