メルボルン発スキンケア
イソップの店内にシンクがある理由
こんにちは小野アムスデン道子です。オーストラリアのメルボルンで1987年に創業した「イソップAēsop」は、19カ国で展開しているスキンケアブランド。植物由来を主としながら、化学者も参加して、信頼のおける非植物性成分を加えたこだわりのある製品づくりで知られています。
発祥の地であるメルボルンを訪れた折に、まずフェイシャルケアのトリートメントを受けることのできるサウス・ヤラの店舗を訪れました。私はあまり小じわのないタイプですが、気になるのがたるみと毛穴が目立ち始めたこと。
まずはメイクをほんとうに優しいタッチで拭き取って、パセリシードスキンケアのラインより抗酸化物質(製品に対する)とエッセンシャルオイルなどを豊富に含む「ファイシャル クレンザー 45」できれいに汚れを落とします。ディープクレンジングの時にも、私にはこのパセリシード ラインの「クレンジング マスク 31」がよいそう。そして、お肌の調子を整えるアルコールフリーのトナーは、チャ葉エキス(グリーンティー)を主成分とする「B & T バランシングトナー」。イランイランのよい香りがします。保湿には、やはりパセリシード ラインの「アンチ オキシダント ハイドレーター」をつけて、目の周りには同じラインのアイクリームでケアをしてもらいました。
とても清潔な部屋で、ステップごとに効用など解説を受けながらのトリートメント。顔を拭く時は本当に軽く、保湿の時はきっちりと手で確かめながら。セラピストの熟練の手技を感じました。
お肌の悩みや普段の生活習慣やスキンケアのやり方など、細かにコンサルテーションをして、おすすめのものを選んでくれるイソップ。肌質やトラブルに合わせるために、とても商品ラインナップが多いのが特徴でもあります。
次のページではダウンタウンにあるショップをご紹介します。
ダウンタウンのフリンダースレーンにあるイソップのショップは、1550枚ものボール紙を重ねて波打った壁を作るという斬新なデザイン。店舗の中心には、大きなシンクがあります。これは、商品を試してから購入してもらうためのもの。数多くのラインナップの中から、一人一人に合ったものを勧めてくれて、まずはその場で試すのです。
クレンザー、トナーなどは遮光のために琥珀色の瓶に、クリームなどはチューブに入っていて使用開始する時に穴を空けて使うようになっていて、どことなくお肌に効くお薬を選んでもらっているような気分。そして、とにかくラベンダーにしろ、ローズにしろ香りがものすごくよいですね。
日本国内に16の直営店のほか、4つの百貨店カウンターも出店をしていますが、フェイシャルトリートメントのできる店舗はこれから。日本人の肌に合わせて、セラピストもトレーニングをしてからのオープンになるそうですが、楽しみです。
取材協力/
オーストラリア政府観光局 http://www.australia.jp
ビクトリア州政府観光局 http://visitmelbourne.com/jp
取材・文/小野アムスデン道子