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骨粗しょう症は予防が肝心!:実践編①栄養バランスが最重要

佐藤 秀美

佐藤 秀美

日本獣医生命科学大学客員教授。栄養士。横浜国立大学卒業後、企業で調理機器の研究開発に従事。その後、お茶の水女子大学大学院修士・博士課程を修了。学術博士。専門は食物学。研究者と主婦の目線で料理や栄養を研究。著書多数。「コツコツ骨ラボ」参画メンバー

骨代謝!

骨粗症(こつそ しょうし ょう)は予防が肝心!

 

 

思いがけない骨折などにつながる「骨粗しょう症」は、女性ホルモンの枯渇が大きな原因。閉経後の女性は誰もが予備軍といえます。

 

 

骨量アップ!

骨量の減少を食い止めるために
骨粗しょう症の予防・実践編

 

MyAge_010_128-骨粗しょう症予防イラスト1

 

骨量を維持するには
栄養バランスが最重要!

 

一度失われた骨量を取り戻すことはできませんが、骨のエイジングを食い止め、骨折を予防することは可能です。その要となるのが食生活です。

 

「骨の原料となるカルシウムはもちろん大事ですが、それだけでは骨を作ることはできません。さまざまな栄養素の相乗効果によって骨形成が行われるからです。特に、良質なタンパク質はカルシウムをつなぎ合わせるコラーゲンの原料となり、骨を丈夫にしてくれます。牛乳はカルシウムとタンパク質が両方とれるので、毎日コップ1杯飲むといいでしょう。また、ビタミンK₂が豊富な納豆は、エストロゲン様の作用をするイソフラボンも含んでいます。バランスよく食べて、骨の若さを保ちましょう」(松峯先生)

 

MyAge_010_128-骨粗しょう症予防囲み

 

 

松峯寿美さん Hisami Matsumine

MyAge_010_119-松峯寿美さん

1946年生まれ。東峯婦人クリニック院長。医学博士。日本産婦人科学会専門医。

東京女子医科大学、同大学院卒業。

1980年に開業以来、妊娠・出産・更年期・老年期まで、

婦人科系のQOL(生活の 質)を保つ医療を実践。

骨盤底筋トラブルの治療や子宮脱を改善する経腟手術なども行う。

『女性の医学BOOK』(永岡書店)など著書多数

 

 

福岡由理さん Yuri Fukuoka

MyAge_010_119-福岡由理さん

1982年生まれ。理学療法士。

東峯婦人クリニックにて産前・産後の骨盤底筋ケア、更年期以降の尿もれ、

骨盤臓器脱の予防・改善に有効な骨盤底筋トレーニングを指導している。

全身のバランスを整えて不調を改善する理学療法を行う。

共著に『ウィメンズヘルスと理学療法』(三輪書店)など

 

 

 

次回は、できることから実践したい、骨の若さを保つために心がけたいことをご紹介します。

 

イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵 監修/松峯寿美、福岡由理

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