温泉なら、家風呂より、温熱効果、保温効果がさらにパワーアップ
温泉は、塩化物泉には塩、硫黄泉には硫黄、というようにミネラル成分が豊富。「そのため入ったとき体温が上がりやすく、上がってからも体温が下がりにくいのが特徴。温泉は家風呂より温熱・保温効果がパワーアップしたものなのです」
温泉に入るなら、「積極的ぼんやり」を心がけよう
早坂信哉先生のすすめる正しい温泉の入り方とは? 「温泉の効果は、お湯につかることに限らず、自然豊かな環境に身を置くことによる転地効果も含まれます。ですからスマホなどをいじらず、景色を眺めて積極的にぼんやりしましょう。体だけでなく精神的な疲れも癒されます」
東京都市大学人間科学部学部長・教授。20年にわたり3万人以上の入浴を調査。お風呂や温泉の医学的研究の第一人者。著書に『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)など
イラスト/二階堂ちはる 取材・原文/和田美穂