1975年の和食はどのような理由でダイエットに最適なのでしょうか? その10カ条をご紹介します。
今までご紹介してきた「食べグセ」の法則は、下のリンクから飛ぶことができます。
お話を伺ったのは
工藤孝文さん
Takafumi Kudo
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数
ぽっこりお腹が引っ込む!
やせる食べグセ45の法則!
食べ方編
19 1975年の和食が最もやせやすい
現在よりスリムな体型を保っていた人が多かった1975年の日本。当時の食事はダイエットに最適です。
「一汁三菜を基本とする、古くから伝わる和食は、食物繊維やポリフェノールが多く、旨味を使うことで動物性油脂の摂取も抑えられていました。やや食材が少なかったのが欠点ですが、これに洋食が少し加わったのが1975年の食事。肉などタンパク質の摂取量も増え、理想的な栄養バランスです。下の10カ条にのっとった1975年の食事を実践すれば、やせ体質に!」
1975年の和食の10カ条
- ● 少しずついろいろなものを取り入れる
- ● 洋食も少し取り入れる
- ● 豆類を多くとる
- ● 1日に1〜2個卵を食べる
- ● ご飯を食べる
- ● 1日2杯の味噌汁
- ● 肉より魚を少し多めに
- ● 調理は「煮る」がベスト
- ● 食後に果物を
- ● 海藻類は多めにとる
20 スマホやテレビを見ながらの「ながら食い」はしない
スマホやテレビを見ながらお菓子などをだらだら食べるのは、もちろん太る習慣。
「ながら食いは、食べていることを体が認識せず、満腹中枢への刺激が弱くなるので食べすぎやすいうえ、臓器も働きにくくなるので太る原因に。食事に集中し、味わって食べて」
21 甘い液体とは縁を切る
缶コーヒーやジュース、スポーツドリンクなどの甘い飲料に含まれる糖質は、角砂糖十数個分にも上るものもあり、かなり高糖質。
「要するに砂糖水を飲んでいるようなものなので控えて。まずは炭酸水やゼロカロリー飲料などに、少しずつ切り替えていきましょう」
次回は、やせる食べグセ45の法則!【食べ方編】22〜24をご紹介します。
イラスト/本田佳世 構成・原文/和田美穂