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生活の中で「恥骨のタックイン」を! 肛門を引き上げるように締めることで腰痛予防

鈴木登士彦さん

鈴木登士彦さん

1962年生まれ。せたがや手技均整院院長。NESTA公認トレーナー。骨格矯正、食事栄養療法、運動療法を組み合わせた「自然手技療法」を創始し、25年間でのべ10万人以上のクライアントの健康を担う。政財界関係者、 プロスポーツ選手、芸能人などクライアントは多岐にわたる。著書に『「ひざの痛み」に7つのゆらゆら体操』(三笠書房)など。公式サイト

40代~50代の多くの人が抱えている体の悩み、"腰痛"の根本原因にあるのが、実は"肛門力"の衰えです。これを強化すれば腰痛も改善!

 

 

生活の中でも ながら「恥骨タックイン」

恥骨タックインは、普段の生活の中のさまざまなシーンで"ながら"で実践することが可能。つねに恥骨タックインを意識して行っていれば、何気ない動作のときに、ぎっくり腰になるといったトラブルを防ぐこともできます。いつでも行う癖をつけましょう。

 

 

●洗顔のとき

片足を前に出し、両膝を曲げて恥骨をタックインして洗顔

洗顔のときは片足を少し前に出し、両膝を軽く曲げて恥骨をタックインし、肛門を締めて行いましょう。朝は筋肉が硬くなっていて腰痛が起きやすい時間帯ですが、この体勢で洗顔すれば腰への負担が減り、腰痛予防に。

 

肛門を引き上げるように締める

恥骨をタックイン

膝を軽く曲げる

片足を前に出す

 

 

 

●立ち上がるとき

肛門を引き上げるようにするのがポイントです!

椅子から立ち上がるときは、まずお腹を締めて恥骨をタックインし、肛門を締めたまま、腰を反らさずに立ち上がりましょう。この立ち上がり方なら腰への負担がかかりません。

恥骨をタックイン

肛門を引き上げるように締める

 

恥骨をタックインしたまま

腰を反らさない

肛門を締めたまま

 

 

 

NG 腰が反ると腰痛に

立ち上がるときに腰を反らせる人が多いのですが、これだとお腹の力が抜け、腰に負担がかかるのでNG。腰を反らさずに立って

●靴下をはくとき

恥骨をタックインし、肛門を締めたまま片足を上げてはく

靴下をはくときも、ぎっくり腰や腰痛が起きやすい場面。恥骨をタックインして肛門を締めると、体幹部に自前のコルセットができるので、その状態で片足を上げてはくとぐらつかず、ぎっくり腰や腰痛も防げます。

恥骨をタックイン

肛門を引きあげるように締める

 

●物を持ち上げるとき

片足を前に出してしゃがみ、物を体に引き寄せて立ち上がる

物を持ち上げるときは、片足を一歩前に出してしゃがみます。物をできるだけ体のほうに引き寄せたら、恥骨をタックインして肛門を締めたまま立ち上がりましょう。肘は体に近づけて。

 

膝を曲げる

片足を一歩前に出す

荷物を体に近づける

恥骨をタックイン肛門を引き上げるように締める

 

 

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荷物を体幹部に引き寄せる

恥骨をタックインして、肛門はそのまま

 

●歩くとき

歩くときはつねに恥骨タックイン&肛門締めをキープ

歩くときは、つねに恥骨をタックインして、肛門を締めた状態をキープすることを意識しましょう。体幹が安定して、歩行時の腰痛を防ぐことができ、歩く姿勢もきれいになります。

恥骨をタックイン

肛門を引き上げるように締める

 

 

 

重い荷物を持つときも

買い物帰りなどに重い荷物を持つときも、恥骨タックイン&肛門締めを意識すれば腰に負担がかからず、荷物の重さも感じにくくなります

恥骨をタックインしたまま

 

 

●電車の中で

恥骨タックイン&肛門締め→緩めるを繰り返す

電車の中で立っているときは、つり革につかまって恥骨タックイン&肛門締めをしたら、次に緩める、という動作を繰り返しましょう。肛門力のトレーニングができ、立ち姿勢も安定。

恥骨をタックイン

恥骨を締めて、締めてを繰り返す

●仕事中に

座り仕事中は気づいたら恥骨タックイン&肛門締め

仕事中の座っている時間には、なるべく気づいたときに恥骨タックイン&肛門締めをしましょう。腰痛が防げます。

 

恥骨をタックイン

肛門を引き上げるように締める

 

30分に1回は立ち上がって恥骨タックイン&肛門締め

座っている時間が長く続くと、どうしても腰痛が起きやすいので、30分に1回は立ち上がって、恥骨タックイン&肛門締めをしましょう。

バッグ¥ 5,996/オットージャパン(オットー ピトックスタイル) シャツ・パンツ・靴 /スタイリスト私物

 

恥骨をタックイン

肛門を引き上げるように締める

 

 

 

撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/薄葉英理(ロッセット) モデル/島村まみ スタイリスト/工藤満美 イラスト/きくちりえ(Softdesign) 取材・原文/和田美穂

 

 

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