フォームローラーを使ったローリングやキープに加え、痛むエリアに圧をかけたまま動きをプラスするテクニックを、トレーナーの酒井大輔さんに教えてもらいます。
フォームローラー基本動作
まず、何を置いても覚えたいのがフォームローラーの使い方。転がすだけと思ったら大間違い。痛みを取る目的なら、この基本動作を守って。コツをつかめば応用自在です。
ずらしたり揺らしたり
当てたまま動かす
ローリングやキープに加え、ほぐし効果をより得られる方法も覚えておきましょう。ローリングで特に痛みを感じたエリアにじわっと圧をかけたまま、なんらかの動きをプラスするテクニック。痛い場所や痛みの程度に合わせて使い分けたり、組み合わせたりできるようになると、さらに効き目UP!
●関節を動かす
1カ所に圧をかけている間に近くの関節を動かして、より深くほぐす方法。ローラーに太ももを当てながら膝関節を動かす、脇の下を当てながら肩関節を動かす、などが代表的
●横に揺らす
圧をかけたまま、ローラーの面に沿ってゆっくり体を揺らす方法。背中や脚など広い面積に、多方向からじんわり圧をかけられるのがメリット
●ズリ圧をかける
なかなかほぐれない場所には、圧をかけたままこすってずらす動き「ズリ圧」をプラス。ここでは臀部ですが、どんな場所にも応用可能です
※下のリンクから基本の動きの記事を見ることができます
教えていただいたのは
酒井大輔さん
Daisuke Sakai
1974年生まれ。全米アスレティックトレーナー協会公認アスレティックトレーナー(NATA-ATC)。数々のスポーツチームのサポート、10年間の船橋整形外科病院勤務を経て、現在は地域密着型のコンディショニングスタジオ「船橋オルトベース」主宰。イオンスポーツクラブのスタッフ育成などにも従事。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/三浦真淑 モデル/SOGYON スタイリスト/鈴木由里香 監修/酒井大輔(船橋オルトベース) 構成・原文/蓮見則子