日増しに春っぽくなってきましたね。
毎日体組成計に乗っていると、しっかり肉も食べてるつもりでも、走ったりすると筋肉量が減るなあと、食と運動のバランスのとり方に課題を感じている、くみくみです。
健康の維持にも、更年期の不調対策にも、とにかく「適度な運動」がよいといわれているけれど、それっていったい、どんな運動をどれくらいやればいいの?!
ぽっこりお腹、筋肉がなかなかつかないなど、悩みはいろいろあるけれど、どうしたらいい?
二人の人気スポーツドクターに、40代以降の気になるお悩み対策に最適な、「適度な運動」について、解説していただきました。
運動を今から習慣にするかどうかで
未来の生活の質が変わります
中村格子先生 整形外科医
Dr.KAKUKOスポーツクリニック理事長。医学博士。スポーツドクター。日本オリンピック委員会(JOC)医学サポートスタッフ。日本体操協会専任メディカルスタッフ(新体操)。近著(共著)に『整形外科医がすすめる一生スタスタ歩けるフリフリ体操』(学研プラス)
閉経すると体を守っていたエストロゲンの恩恵を受けられなくなる分、
自分の生活習慣がもろに体に出るので、適度な運動を習慣にすることは大事
高尾美穂先生 産婦人科医
イーク表参道副院長。医学博士。スポーツドクター。ヨガ指導者。診療の傍ら、アプリstand.fm「高尾美穂からのリアルボイス」でリスナーの多様な悩みに回答し、510万再生を超える人気に。著書に『心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには』(日経BP)など
Q.筋肉がなかなかつかない人におすすめの運動を教えてください!
A.ストレッチで筋肉のバランス調整を
「筋肉がつきにくい人は、筋肉が硬いか、柔らかすぎて収縮しにくいかのどちらかなので、ストレッチで筋肉のバランスを整えるのが効果的。ストレッチをして筋肉を伸ばすと反対側の筋肉は自然に収縮し、筋トレ効果が得られてしなやかな筋肉がつきます。バレエストレッチなどが特におすすめです」(中村先生)
Q.日常生活に運動を取り入れるにはどうしたらいいですか?
A.おへそを背骨に近づけるなど、手軽な運動をちょこちょこ行って
「いちばん簡単なのは、よい姿勢を保つ意識をすること。それだけで姿勢を支える筋肉が鍛えられます。さらに、おへそを背骨のほうに押し込むようにするとお腹の引き締めに効果的です。また、エレベーターでの上り下りのとき、誰もいなかったらスクワットをするのもよい方法ですね」(高尾先生)
1.真っすぐに立ち、鼻から息を吸って、お腹を大きくふくらませます
2.次に、息を吐きながらおへそを背骨のほうに向かってギュッと押し込むようにします。1、2を5分ほど続けます。
ちょっとしたすき間時間に、ストレッチや呼吸法をやってみるの、大切なのですね!!
そんな40代からの運動について「最小努力」で「最大効果」をあげるには? を詳しく知りたい方は、
MyAge2022春号にて、10pに渡って特集が組まれています。自分にピッタリの運動、見つけてみてくださいね。
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撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜〈中村先生) イラスト/いいあい 取材・原文/和田美穂