中島史恵さん
ヨガインストラクター。タレント。シェイプUPガールズとして活躍後、2014年にヨガスタジオ「avity」を開設。著書に『たった3週間で下がらない体をつくる 最強逆トレ』(大和書房)。昨年発売したグラビアDVD『中島史恵 fumie55🖤』(スパイスビジュアル)も話題。
背骨にアプローチするヨガのポーズで自律神経を整えて、メンタルの不調を改善
40代、50代は、仕事で責任のある立場に就いたり、親の介護、子どもの受験や巣立ちなど、さまざまな問題を抱えがち。ストレスが多く、イライラや落ち込み、うつっぽさなどメンタルの不調が起きやすくなります。このようなときには、どんなヨガがおすすめなのでしょうか? 中島史恵さんに伺いました。
「ストレスがかかると、自律神経の交感神経が優位になるので、心身が緊張モードになって、メンタルの不調が起きやすくなります。改善するためには、副交感神経を優位にすることがポイントです。
ヨガは深い呼吸をしながら行うので、副交感神経が優位になりやすくなります。なかでもおすすめなのが、背骨にアプローチするヨガ。自律神経は背骨に沿って走っているので、硬くなって詰まっている背骨を伸ばすようなポーズを取り入れると、自律神経のバランスが整い、メンタルの不調が改善しやすくなります。1日1回でもやるようにすると、精神状態が安定しやすくなるので、こまめに行ってみてください」
以下が、中島さんおすすめのポーズ。さっそく実践を!
イライラ、落ち込み、うつっぽさなどメンタル不調の改善に
<キャット&カウのポーズ>
*腰が弱い、もしくは腰痛のある人は無理をして行わないでください。
①よつばいになり、手は肩の真下に、膝は股関節の真下に置き、足指を床につけます。このとき、手のひらと足先で床を押すようにしましょう。
②息を吸って、吐きながら、背中をゆっくりと丸めていき、頭を内側に入れておへそをのぞき込むようにして3〜5呼吸。
③息を吸って、吐きながら頭を起こし、背中をゆっくりと反らして、尾骨を斜め後ろに向けて3〜5呼吸。
④次に、息を吸って、吐きながらお尻を下ろし、両腕を伸ばして、頭を内側に入れて3〜5呼吸。
⑤よつばいに戻り息を吸って、吐きながら両脚を伸ばし、両手で体を支えて上体を引き上げて3〜5呼吸。このとき、手のひらと足の甲で床を押すようにしましょう。体を伸ばすというより、押すことで体が伸びるイメージで行いましょう。この①〜⑤を3回行って。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/永田紫織(Nous inc.) 取材・文/和田美穂