以前「むしろしっかり食べるべき」というブログで、ダイエットを気にして食べないことの怖さをお伝えしました。
■むしろしっかり食べるべき!運動で”ダイエット”するなら気を付けたいこと/50代。乳がんサバイバーになりました。
先日、地元のハーフマラソンを走ってきたのですが、仲間との打ち上げの席でもりもり飲み食いしながら、ふと思い出したのです。
私、走り始めたころはゴール直後にご飯なんか食べられなかった!
フルマラソンの後に、ご飯なんて食べられなかった
今では、フルマラソンの後でもすぐに仲間とご飯を食べに行く私ですが、そういえば走り始めた約8年前は、マラソンの後に固形物なんて食べられませんでした。
最近は走り終わってからの楽しみがまずビールというくらいなので、全くそのことを忘れていたのですが、そういえば若いころはそもそも胃が弱かったんですよね、私。
企業などの健康診断ではだいたい35歳とか40歳くらいからバリウムの検査が含まれるようですが、私は20代ですでにあの白い液体は数回経験していましたし、旅行先では旅館の盛沢山の朝ご飯をいつも持て余していました。
マラソン大会のエイドなどでも 、口にできるのは菓子パンとかお菓子のようなものがせいぜいで、以前ご一緒した方が山を数十km走った後で 大盛カレーをお替りしているのを見て(女性です)感心したことを覚えています。
そんな私が、今では山を歩きながらおにぎりをもぐもぐできるようになっているのですから、我ながらびっくりです。
いつの間にか食べられるようになったわけ
今では、走った後はちゃんとおなかが空きます。特に消化の良いものでなくても、しっかり食べられます。エイドなどで配ってくれる食べ物も、以前は後半はまず口にできなかったのですが、今はむしろ低血糖になることを避けるために、食べ過ぎには気を付けますがおいしくいただいています。
NYマラソンの後は、直後にステーキも食べましたし、さすがにシカゴマラソン直後の500ml缶を一気はきつかったですが、普通に飲めます。
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これがNYで食べたTボーンステーキ。シェア前提ですがそれでも巨大!
これはやっぱり、ランニングを続けていたから身体が慣れたのではないかと思うのです。
そもそもランニングした後にご飯が食べられなくなったり、空腹感がなくなったりするのは、胃をはじめとする内臓が揺れ続けてしまうことや、運動時の熱のコントロールに血がとられて足りなくなるかららしいです。
頻繁に走っていると、最初は筋肉痛のひどかった脚がだんだん大丈夫になってきます。最初は3km走るだけでひいひいだったのが、脚が鍛えられて筋肉がついて、長い距離走っても平気になるのです(筋肉痛がなくなるわけではありませんが)。
最初はすぐに心拍数があがってはあはあしていても、徐々に慣れて少しずつスピードがあげられるようにもなります。
同じように、胃も揺れたり血が少なかったりする状態にだんだん慣れてきたのかな、と思うのです。
ちなみに、ちょっと調べてみたら、安静時には体内の40%程の血液が内臓全体に流れているのに、マラソンなどの運動時はそれが5%程度まで落ちるらしいです。びっくり。
トレラン(トレイルランニング)レースのエイドの様子。長距離を走るときにはやはりこれくらいの補給が必要なんですね。
もちろん、最初からがんがん食べられる人もいますし、個人差はあると思うのですが、少なくとも私は朝起きておなかが空いたな、と普通に思うようになりました。
ランニングが日常の生活なので、身体も頑張ってエネルギーを取り込んでおこうと思うのかもしれません。だから痩せないのかもしれませんが、元気であることは事実です。
歳をとると、食事の量が減るといいますよね。お肉とか脂っこいものも食べられなくなるとか聞きますが、もしかしたらそういう意味でも運動は長生きの秘訣なのかも、なんて思っているのです。