こんにちは。眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
前回に引き続き、「良い睡眠」の大切なパートナーである「お風呂時間」を充実させる、手作りバスグッズをご紹介します。
今回のテーマは「これも入浴剤?」です。
入浴剤ってなんかとってもいい香りがして、きれいな色がついていて、買ってくるもの。というイメージですが、実は、家にあるもでも十分、使えるものがあります。夏に向くもの、冬場の方が良いものなどありますが、お好みで使い分けてみてください。
注意点としては、浴槽のタイプによりますが、追い炊きは基本避けていただき、使用後は一旦、きれいに洗浄しておくことをおススメします。
断捨離ついでに、こんなものが家の中に眠っていないか探してみてはいかがでしょうか。
●ティーバッグ
日本茶のティーバッグって家ではなかなか使わず、棚を整理した時に出てきたりしませんか? 賞味期限が切れていたら、即!お風呂場へ。
そして2~3パックくらいをひとまとめにして、湯ぶねに投入! もしくは、蛇口からお湯を入れるタイプの浴槽であれば、給湯時に蛇口付近に結び付けておくのもいいですね。
お茶には殺菌作用もありますので、さっぱりとしたお風呂が楽しめるほか、ほのかに香るお茶の香りにリラックスできます。
また紅茶のティーバッグでもOK。紅茶には、ほてりを鎮める効果もあるので、夏の日焼け肌にも良いかもしれません。
ティーバッグであれば、出張や旅先で「何か入浴剤が欲しいな」、そんな時にも便利です。
●角砂糖
家にある角砂糖です。ここでは精製した白のものと、ブラウンシュガーと呼ばれるすこし精製をひかえた2種を使用しました。
そのまま4~5個を湯ぶねに投入してもいいのですが、少し手を加えて、角砂糖1個に対して精油を1滴たらして瓶に入れ、馴染ませます。香りはお好みのものを使用してください。砂糖が持っている保湿効果に加え、精油の効能次第でいろいろな用途に対応できますし、瓶に入れておけば、そのまま保存も可能です。
●杏仁霜(きょうにんそう)
杏仁(あんにん)豆腐をつくる素の杏仁霜ですが、杏の仁(種の核)を砕いたものとして、古来から漢方薬にも使われてきました。
杏仁豆腐を1度は作ってみたものの、そのまま残ってしまって、他に使い道がないままという場合は、とても気持ちのいい入浴剤になりますからぜひ試してみてください。
(3色の写真の真ん中の白い部分です。他のものと混ぜて使うこともできます。ピンクとグリーンの部分は次回以降お伝えします)
湯ぶねに大さじ2杯程度を入れます。入れた瞬間から甘い香りが立ち上り、思わず「ふぅー」と、声が出てしまいます。肌もしっとりしますし、お湯もほのかに白く濁るので、市販の香りの強い入浴剤が苦手な方におススメです。
●米ぬか
ご自宅で精米される人も増えていると聞きました。その時に出る「米ぬか」を入浴剤にします。(お米屋さんで手に入る場合もあります)
片手いっぱい分の米ぬかを、ガーゼなどの柔らかい布に包み、中身がでないように縛ります。そのまま、湯ぶねでもみだすようにして、包み自体で肌を軽くこすります。
汚れも落ち、美肌効果が望めます。米ぬかの成分でしっとりしますし、肌が荒れた時におススメです。
●柚子(もしくはみかん)
多めにいただいた柚子を使いきれない時は、細かく刻んで干しておきましょう。こうしておけばしばらく柚子湯が楽しめますし、さらに余った分は、冷凍しておくこともできます。使用する際は、ガーゼで包むかガーゼの袋に入れるようにしましょう。
また、お鍋などで果汁を絞ったあとの柚子をガーゼの袋に入れて、湯ぶねにうかべてもOKです。カラダを温め、血行をよくする効果の高い柚子は、昔から入浴剤として使われてきました。
まだまだ、そのまま使える日本酒やお酢もあります。家にあるもので、季節や体調に合わせてお風呂を楽しんでみてください。
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ
ネムリノチカラ