こんにちは。眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
前回に引き続き、「良い睡眠」に導くための「お風呂時間」を充実させる、手作り入浴剤のお話です。今回は「バスソルト」のアレンジをご紹介します。
まずは塩選びから。
塩は天然塩を使用します。精製されたものではなく、ミネラル分が含まれた岩塩や海塩が望ましいです。粒はあまり細かいものよりは、ある程度形が残るような粗目のものの方が、取扱いしやすいでしょう。
■夏向き超クールバスソルト・・・暑くて湯ぶねが苦手な方、頭痛の時やイライラする時に
天然塩 ：50g（1回分）
ハッカ油 ：3～4滴ほど
天然塩を皿に盛り、ハッカ油を混ぜ合わせます。お好みで重曹を足せば、さらにすっきりとした湯上りになります。
ハッカ油をあまり入れすぎると、（特に日焼け後は）ヒリヒリすることもありますので、最初は少なくして、後から足していく方法をとられた方がいいかもしれません。
湯上りは、肌にあたる空気がとてもひんやりとしてベタつかず、夏限定のバスソルトです。
■ローズバスソルト・・・イライラをそっと緩和し、優雅な気持ちを取り戻す
天然塩 ：100g（2回分／この場合は色を付けるので、白い天然塩がベスト）
乾燥したローズの花びら ：大さじ1杯分
お湯 ：25cc
精油 ：ゼラニウムなど、お好みのものを10滴程度
＊ジュニパーを使用すれば、ココロとカラダのデトックス効果も期待できます。
耐熱性の瓶にドライローズを入れ、沸騰したお湯を加えます。冷めるまで放置したあと、ガーゼや濾し器などで濾し、しっかりエキスだけにします。
耐熱皿に天然塩を入れ、作ったエキスの1/3を回しかけ、塩となじませ、平たくしておきます。
そのまま電子レンジ（500W）で2分程加熱して取り出し、固まった部分をほぐし、さらにエキスの1/3を回しかけ、平たくしてレンジにかけます。
これをもう1度繰り返しますが、最後は水分が残らないように、様子を見ながらこまめに電子レンジにかけます。水分がなくなったら、ほぐして熱を冷まします。
食品保存用袋などに入れ、十分冷めてから精油を加え、一晩程度なじませてから、お気に入りの瓶などに移し替えます。
＊色の濃いハーブティーなどでも代用できます。
■グリーンバスソルト・・・過度の発汗・ホットフラッシュ対策に
天然塩 ：100ｇ（2回分）
抹茶 ：色付け程度
精油 ：サイプレス 4～5滴
：ラベンダー 4～5滴
※顔のほてりや、のぼせなどの更年期症状を緩和するサイプレスに、さらにラベンダーを加えることで、過度の緊張や興奮を抑える効果が期待できます。
食品保存用袋に塩、精油を入れ、なじませてから抹茶を加える。抹茶の色が変化する場合もあるので、作り置きはできるだけせず、その都度作るのがベスト。
前回紹介した杏仁霜や、重曹などの白いものと、上記のローズソルトなどを合わせてひとつの瓶に入れ、混ぜて使っても◎
ソルトのみでも入浴剤として使用できますが、悩みに合わせて精油を選んだり、乾燥が気になる時はオイルを足すこともできます。
さらに前回紹介した柚子などとあわせるなど、季節やその日の体調に合わせて「調合」してみてください。
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ
ネムリノチカラ
