こんにちは。
眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
先日のお彼岸のことです。年に数えるほどしか行けないお墓参りのため、行くとなれば伸びてしまった草や、墓石前の植木の手入れなど、それ相応に時間がかかるもの。
昔は親世代が担っていたことが、いつの間にか私の番になり、これも大事なお役目と思い、今回も枝切りハサミ持参で気合を入れてスタート!
ですが、台風一過のこれ以上ない晴天で強い日差しと暑さで、みるみるうちに汗だく。
両手でしっかり大きなハサミを持ち、目の前にある青々とした古木をとにかく切っていく、ただこれだけのこと。
一回でスパッと切れなければ、二回、三回と力を入れて切る。またその先を切る。
上部が終われば、側面、そこも終われば下部、それに対のもう1本と、始めた時は“いつ終わる?”と毎回思うものの、いつしかそんなことも思い浮かばないようになり、脳内はある意味白紙の状態です。
そう、一種の瞑想状態です。
他のことを考えず、ただただ目の前にあることに集中する。マインドフルネスの基本ともいえるような状態です。
前回はどこでも誰にでもできる「呼吸瞑想」の方法をお伝えしましたが、こんな風に動いていても瞑想は可能です。
生活瞑想とも呼ばれますが、日常すべての活動に集中して行えるようになると、ココロが整い、丁寧に生活でき、さらに幸福の度合いが増してきます。
そしてもちろん夜も、快い疲れとともに、スーッと眠りに入れます。
お坊さんが庭を掃き清め、廊下を雑巾がけするのはもちろん清掃ではありますが、それは「修行」の一環でもあります。
徹底的に綺麗にすることで集中し、他のことを頭の中に浮かばないような状態にしている訳です。
墓前の植木をやっとのことで最小限まで小さくした時には、すでに大きなゴミ袋がいっぱいになっていると同時に、頭の中もココロもなんだかとてもスッキリしていました。
“枝切り瞑想”とも呼べそうですが、同じような事は日常にたくさんあります。
スマホやテレビに邪魔されず、ある一定時間「その場の事に集中する」そんな機会に気付いたら、ぜひ没頭してみてくださいね。
では。今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ