「早起きは三文の徳」という言葉があります。「仕事や勉強が捗ったり、精神的にもそして健康面でも、わずかであっても何かしら徳になるよ」という意味ですが、この日の私は日の出前に起きて、朝日と共に移動開始!
セロトニンマニアとしては、朝日をしっかり浴びて体内時計をリセットして、ハッピーな気持ちで一日を始められた最高の滑り出しです。
会いたい神様にご挨拶
目的地は大阪!
普段であれば新幹線がいつものコースなのですが、今回はあえて飛行機を選択。それも関西国際空港へ向かいます。
理由は、関空のそばに行きたい場所があるから。
この秋はいつもより暖かい日が続いていて、なおかつお天気も最高に良くて、それだけでも気持ちのよい旅のスタートとなりました。そしてさらに、この後もとにかく「導かれる」とはこのことか?と思うことが度々おきたのですが、それは追い追い書くとして。
目的地は、関空からJRで二駅先の日根野にある「日根神社」。
ここは日本で唯一の「安眠、枕の神様」なんです。
日本には8万5000社ほどの神社があり、ほんとに小さなものまで含めると約20万社あるそうです。コンビニの数よりはるかに多い神社の中でも「安眠」に関するお社はここだけというのですから、とても興味深くないですか?
このように睡眠改善の仕事をしている以上、安眠をお守りしてくださる神様に、まずはご挨拶しなくては! と、今回は伺った次第です。
始まりは紀元前663年のはるか昔
駅に着き地図を見る限り、真っ直ぐな道のりで迷うような場所でもないようなので、お天気もいいし歩いて行こう!と、いつもしている朝散歩の豪華版としてスタートしました。
初めての場所は土地勘もないですし、余計に長く感じるかもしれませんが、のどかな道をスーツケースをガラガラ引きながら約30分。
このあたりは泉州タオルの産地として、タオル織物を行う工場が多く並び、門構えが立派なお宅が目立ちます。
時々、珍しいタオルの自販機があったり、無人販売所の「玄米ご希望の方。連絡はこちら」の文字にココロ惹かれたり、コスモスを眺めながら遠足気分で歩く道のりは結構楽しかったです。
そして到着!
紀元前663年4月9日に神武天皇が東征の途次で戦勝を祈願され、後にこの地を「日根野」と名付け「日根神社」が祀(まつ)られたのが始まりとのこと。
その後、仲哀天皇2年(192年)、白翁が大鳥に姿を変えて、日根野の空を数日にわたり飛び続け「我は鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)である。ここに祠(ほこら)を建てなさい」と仰せになり、次いで女神が現れ「我は玉依姫命(たまよりひめのみこと)である。ここに共に祀りなさい」と重ねて仰せになり、この2神をお祀りすることになったようです。
敷地は広く、最初の社号標からひとつひとつ鳥居をくぐり(鳥居のひとつが去年の台風で倒れてしまったようです)本殿に向かうのですが、途中の木々や川に囲まれた静寂さが、より歴史を感じさせてくれました。
まだ朝も早いため、誰も境内にはおらず、ひとりきりの参拝かと思いきや、本殿の前で手を合わせようとすると、今まさに神事が行われようとしている瞬間でした。
これもまたお導きか?
少し長くなりましたので、この続きと、皆さんの眠りが安眠であることをお祈したご報告は、次回お伝えしますね。
では、今宵も良い眠りを。
眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコでした!