皆様〜〜、毎日本当に暑い日が続きますね。
体調、大丈夫ですか?
さて、この暑さの中なんと私は着物を着て、市川海老蔵さん主演の歌舞伎座7月公演に行ってきました。もちろん、史上最年少4歳の勸玄(かんげん)くんとの親子宙乗りもしっかり観てきましたよ〜。
麻央さんが亡くなって超プレミアになったこのチケットは偶然かなり前から姉が購入していたものでした。
「せっかく姉妹で行くのだから着物で行きましょうよ!乳がんの手術をして、左腕が後ろに回りにくいのだったら、着付け、私が手伝うから」という姉からの提案があり、一瞬この暑さで着物?と思いましたが結局「着よう」ということになりました。
実は祖母や母から受け継いだ着物は全て姉が管理しています。昨年までの2年間民間から某国の大使となった義兄の関係でこれらの着物は大活躍しました!母も祖母も天国で大満足したのではと思っています。
当日はお昼頃に姉のところに車で、途中サンドイッチを買って、向かい、冷房をギンギンにして二人で着付け。大変でした〜。時間かかりました〜。
私は祖母の貝紫の紬に真っ白な博多織の名古屋帯、姉はグレーの絽に山吹色の丸帯です。そして車に飛び乗り、歌舞伎座の駐車場へ無事入庫。最高気温34度の日でした。
さて幕が上がります。やはり海老蔵さんはいい男ですね〜。舞台は早変わりあり、ダンスありとエンターテーメント色が強く、休憩を入れ4時間の長帳場ですが見る人を飽きさせません。そして満員御礼の中、注目の勸玄くんが20時過ぎに登場!その日一番の大拍手でした。自分が人に期待され、喜ばれていることを4歳でもはっきりと認識するのですね。眼下の客席に向かって、手を振る、声を出す、すごいサービス精神で見事宙乗りを演じます。
今回の歌舞伎座は楽しめた反面、幕間に少し不便を感じました。客席に飲み物ホルダーがなかったからです。歌舞伎座は劇場としてめずらしく、幕間には席で飲食がOK、というよりお弁当も積極的に売っています。私が着物を着て、膝をナプキンで覆い、お弁当を食べる時、飲みものは床に置かなければならず、ひっくり返して周りを濡らしたり、自分の着物を汚すのではというリスクに胸がドキドキしました。昔の歌舞伎座だったら仕方がないのですが、近年建て替えたわけですから、より快適になっていたらよかったのになあ、と少し感じました。もちろん、より伝統的な歌舞伎座がいいというファンもいらっしゃると思いますが。
とはいえ8月は歌舞伎座に2回行きます。
なぜなら小学校の同級生の坂東彌十郎さんがお父様の坂東好太郎さん、お兄様の坂東吉弥さんの追善狂言で何と歌舞伎座で主役を務めるからです。
歌舞伎役者で主役を張れるのは、ふつう、ほんの一握りの名門家なのに、彼の長年の努力の賜物なのでしょう。周りの理解と応援を得て、何と主役を務めるのです!!本当に凄い。猿之助さんや勘九郎さんが脇を固めます。普通ならありえない事です。人生って何が起こるかわからない、素晴らしいですね。とにかく行ってきます。楽屋にも伺います。
これについてはまたご報告しますね。ではよい夏をお過ごしください。