この夏も軽井沢の知人の50年前に建った離れを借りて「似非軽井沢マダムライフ」をエンジョイしました。しかも今回は10日間というロングステイ。その間友人達が入れ替わり立ち代り泊まりに来て、我が家(?)は合宿所状態!私は常に駅に迎えにいったり、送ったりとChauffer(おかかえ運転手)役でしたが、楽しい〜。なにせレトロ感溢れる離れですから、和室に布団を並べると誰かが自然と「枕投げやる?」、まさに学生気分です。
マダムライフ初日は軽井沢会の阿川佐和子さんのイベント「建築家W.M.ヴォーリズを語る」に参加しました。ヴォーリズは明治学院のチャペルで有名ですが、軽井沢には彼の作品がたくさんあります。天皇、皇后両陛下が楽しまれた軽井沢テニスクラブのクラブハウス、軽井沢教会、フランス文学者朝吹登水子さんの別荘など。参加者の中にはご自宅がヴォーリズ氏の作品という方もいらっしゃいました。流石です。
似非軽井沢マダムライフの最大の良い楽しみは、こういう素晴らしい別荘に遊びにいけること!!
ヴォーリズの建築論から始まった今年も夢のようなお家に伺うことが出来ました。
次は、素晴らしい出会いによる「お宅拝見シリーズ」です。
まずはジャズライブの帰りをご一緒したマダムのお宅。こちらは、何とフランク・ロイド・ライトの一番弟子で、群馬音楽センターの設計でも知られるアントニン・レーモンドの作品!お宅は築50年だそうですが、我が家と違って、こまめに手を入れていらっしゃる様で古さを全く感じさせません。しかし歴史というか溢れる風格が、居るだけでひしひしと肌に伝わってきます。超かっこいい。
それからメディアで度々紹介される、友人美紀ちゃんの絶景ハウス。眼下に旧軽井沢ゴルフ倶楽部など全軽井沢が広がる超絶ヴューを誇ります。彼女自身がデザイナーであり、故川島なおみさんの別荘をはじめ、いくつものおうちをデザインしています。
そして私が惚れ込んだK邸!今回車で三笠通りを初めて通った時「一番素敵なお家」と思い、毎日「いつかお伺いしたい」と念を送っていたお家です。それが本当に実現!!何と軽井沢最後の夜にお知り合いになり、次の日の朝お宅におじゃまして、コーヒーをご馳走になり、軽井沢を後にするという信じられない事が起こったのです。
築90年、時間を積み上げた趣味の良さが感動を呼ぶレベルです。
心臓が締め付けられる感じでした。
友人たちは言います「匠子の引き寄せパワー半端ない」
でも私も本気でそう思っています(笑)