風が冷たく感じられるようになりました
風邪の季節の到来です。
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です
漢方は皆様に浸透しているかしら?
セミナーなどで、お話をお聞きするとまだまだ
3Kで。。
・効かない→効いたかどうかよくわからない
・高価 →なんか高いイメージ~!
・香りが苦手→まずくて飲めな~い!
というイメージなどがまだあるようです。
とほほ。
「漢方は長く飲まないと効かない」 と思われている方も多いのです。
確かに毎日、ちゃんと続けて服用することで、効いてくるじっくり漢方は、
血液の生まれ変わる120日(約4ヶ月)を目安に続けて飲まないと効かない、と言えるかもしれません。
しかし!
もともと、漢方薬は速攻で力を
発揮することで、認められ発展してきた経緯があり、まさに、今すぐ治したい
「風邪」などには、うってつけなのです。
漢方では症状がとても大事。
発熱、鼻水、咳、寒気などなど、
今、どんな症状なのか、
さらに、風邪をひいた人が
どんなタイプの人なのか、
わかれば、一服でも効果てきめん!
症状を抑えて、自然治癒力を上げ
すっきり治す、のが漢方です。
自分の身体と症状に合う漢方を選んでくださいね。
では、まずひきはじめに
とても有名な
「葛根湯」(かっこんとう)
こんな人に↓
寒気・悪寒・頭痛・発熱・身体痛・肩こりがあり、
首のうしろに手をいれて
乾いていたら、
「葛根湯」が効果的
乾いている、ということは、
まだ汗が出ていない身体。
まだ、体力もあり
元氣もある、食欲もまぁまぁある、
舌をみると苔はなく、濃いめのピンク~赤っぽい感じ。
そんな人には、葛根湯を!
飲み方は
エキス顆粒タイプの漢方薬の場合
必ずお湯に溶かして飲む。
そして、もう一杯熱いお湯を飲む
なぜかというと、
葛根湯は、身体をあたため、
汗を出すことにより
風邪を治す漢方薬。
そのため水分を
しっかり摂る必要があるのです。
だから、もう一杯の熱いお湯を
飲んでください。
葛根湯をより効かせるためには、
さらに、あたたかい衣類をきて、
マフラーなどを首に巻いて
外からも温めてあげると、
速やかに“汗“が出て、
すっきり治ってしまいます。
汗が出たら、そのままにせず
早めに汗をふいて、着替えることも
忘れずに。
では
首のうしろに手をいれて
湿っていたら?
それは、
「桂枝湯」(けいしとう)が効果的
体力が衰えた時の風邪の初期に。
何もしてないのに、汗ばむ人に。
舌は薄ピンクで湿っていて
苔はないか、または薄い白い苔がある。
妊婦さんにもつかえます。
他にも
「柴胡桂枝湯」(さいこけいしとう)
頭やひたい、首から汗が出やすく
風邪をひいて2.3日だった人に。
風邪の症状のほか
胃潰瘍・胆嚢炎・胆石などにも効果的。
風邪の漢方薬は、まだまだたくさん
あります。
少しずつご紹介させていただきます。
風邪はぜひ漢方薬で治してくださいね。
でも、なんか
いつもと違うなぁと感じたら
病院での検査ももちろん必要です。
風邪の漢方薬は、
タイミングが勝負です。
いつも、そばに置いておいてくださいね。
一服ですっきり、を
目指して。
風邪の季節を乗り越えましょう!
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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