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漢方的、自ら花粉症を悪化させる3つの習慣!?

樫出恒代

樫出恒代

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。
美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)
OurAgeインタビュー「信じていなかった漢方の力に救われて、この道を究め続ける薬剤師」はこちら

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カラカラ天氣の続く今年の関東地方。

花粉症の方は

早くも辛い症状が。。。

 

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの

樫出恒代です

 

 

花粉症は

鼻水、くしゃみ、喉のかゆみ

目の赤み・かゆみなどの症状がでます。

また、ひどくなると、頭痛や頭重、たまに発熱する患者さんも。

辛いですね。

仕事にも集中できない、本当になんとかしたい、という方が多いです。

まさに、国民病のよう。

 

原因は外からの「花粉」と、

身体の内の免疫機能の乱れから。

 

 

 

先日も

花粉症で悩んでいる女性Aさんが、

漢方カウンセリングにいらっしゃいました。

 

 

「とにかく、お水が好きで、

良かれと思ってぐびぐび飲んでいる。

代謝が上がると思って。

だって、

喉が乾くし。

 

昼間眠くなるから、コーヒーを

1日3杯くらい飲む。紅茶や緑茶も好き。

その時にチョコやお菓子をつまみ食い。

 

夜はよく眠れない。夢ばかり見る。

 

だから疲れがとれないのか、

なんだか、毎日グダグタ。

でも、仕事はしてますよ。

夜のビールと唐揚げが楽しみで。

 

あ、そうそう、あと

すごく冷えるんです。足がすごーく

冷たくて。。。」

 

 

このような訴え、

 

 

ふむふむ、

なるほど、

ここに隠されている

漢方的

「自ら花粉症を悪化させる」

3つの習慣。

 

 

花粉症を悪化させる3つの習慣とは?→

じゃーん

 

1. 水分のとりすぎ

2. 刺激物のとりすぎ

そして

3. 冷え

 

です。

 

 

 

 

1.漢方で身体にいらない水がたまることを

〈水毒 すいどく〉といいます。

特にこの水毒体質の方は

花粉症になりやすい。

鼻をかんでもかんでも

まだ出る鼻水。

ティッシュが、どんどん山になる

こんなに鼻水がでるなんて!

と、思ったことありませんか?

 

カウンセリングにいらしたAさんも

花粉症で鼻水、くしゃみがとまらない。

ときに、ダラダラ流れ落ちる。

ティッシュを抱えて過ごしています、と。

 

お水やコーヒーやお茶は

身体によいから、デトックスだから、

良かれと思って、必要以上に飲んでいる。

 

「喉が乾くから」??

 

しかし、オフィスでお仕事されている方は、

どちらかというと、

喉ではなく

口が乾く方が多いのです。

喉と口では大いに違い、

喉が渇いた時は必要な水分を飲むと満足して、もう飲まなくなくてもよくなるのですが、

口が渇いている時は

いくら飲んでもなんとなく
満足できない。お腹にはお水がたまり、お腹が冷えて、上に熱が上がっている状態(のぼせ)。

こんな時は「含み飲み」をすすめます。水分を一口含んだら、口の中全体に行き渡らせ湿らせて、ゆっくり飲むこと。そうすることで、

自分に必要な水分量がわかってきますよ。

 

 

 

2.チョコレートや

お肉類、お酒、タバコ、辛いものなど刺激物の

摂りすぎは、血液を汚し〈漢方的には[瘀血]おけつ〉

アレルギーを、引き起こすもとになるのです。

 

 

 

3.水分も身体に溜まれば

冷えますね。

刺激物を多くとることで

血液が汚れれば、血流も悪くなり

血行障害→→冷えに。

 

冷えは万病の元であり

花粉症の元にも。

 

冷えれば、夜の眠りも浅くなり

昼間も眠くなる

という悪循環の罠。。。

 

 

 

自ら悪化させないために

 

この3つ、

自分で少しつづでも、

変えていけたら、(無理をせず)

何か変化が必ずあるはず。

 

花粉症も楽になるはずです。

 

 

花粉症によい漢方薬については、次回

お知らせいたしますね!

 

注:漢方薬については

漢方専門の医師や漢方薬剤師

漢方アドバイザーなどにご相談・

カウンセリングの上お飲みください。

 

 

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