熱や痛みに弱い私
新年早々、風邪を引き込んでしまいました。あ~ツライ。熱や痛みに弱い私は、ちょっとの発熱でも「もうダメ~」と動けなく(動かなく)なります。女性は月経があったりお産をするから痛みなどに対して我慢強い、とか言われるけど嘘ばっか。体温計が38度近いのを見ただけで重病人の気分になり、風邪薬、鎮痛剤、栄養剤、ビタミン剤などをガバガバ飲んで、布団かぶってじっと寝込みます。インフルエンザかもしれないから早く病院に行けと周りは勧めるのですが、病院行くとこの時期、ウイルスや菌がウヨウヨしていそうだし、行く元気もなく家でじっと寝ていたい。
風邪は年に1回くらいしかひかないのですが、なぜか連休などの休日にひくので、仕事を休むこともなく損してる感じがします。年末年始の休みで、日頃「がんばらねば」と緊張している体が緩み、その隙にウイルスが入りこんだのでしょう。体が緩むことがないのも大病のモトになりそうなので、具合の悪い猫みたいにじっと動かないでひたすらトロトロ寝るというのも必要な時間なのかもしれません。
ところで、人間の体は心の状態と密接につながっていて、心理的ストレスから体調を崩したり、病気を発症したりすることはよくあるものです。更年期の症状も、ストレスを抱えていると強く出るといわれます。ストレスは性格によっても異なり、同じ状況を体験しても、真面目な頑張り屋さんほどストレスが強くかかります。周りをみていても、ものごとに対して「こうあるべき」という思いが強い人ほど、うつなどの症状が出やすいような感じを受けます。多少いいかげんで、まあいいか、と適度に自分を許せるタイプのほうがストレス対処はしやすいのかもしれません。
あなたのストレス対処タイプは?
心理テストのなかに、その人のストレス対処傾向をみる、ストレスコーピングインベントリーというのがあります。ストレスに対して積極的に問題解決をはかる、あるいはストレスによる心理的な負担を感情的な面で減らすという2つの側面と、さらに対処法として「計画型」(慎重に考えて計画的に対処)、「対決型」(自分に自信があり問題に積極的に対処)、「社会的支援模索型」(他者に助けを求める)、「責任受容型」(責任感が強く自己の役割を自覚)、「自己コントロール型」(感情・行動を自己コントロールする)、「逃避型」(問題解決からの逃避)、「隔離型」(問題と自己との隔離)、「肯定評価型」(自己啓発、自己改革を行う)という8つの側面から各人のストレス対処パターンを診断します。
さて皆さんはどの対処法を多く使っているでしょう。私は「我慢」や「根性」が苦手なので、「自己コントロール型」の得点はゼロに近いと思う。でもたとえば自分が重い病気になったとして、たぶん情報を集めて整理することで気持ちを落ちつけたり、人に意見をたくさん聞いたりするだろうから、「計画型」と「社会的支援模索型」が高そう。その一方で、問題そのものから遠ざかって見ないようにする「逃避型」「隔離型」の傾向もけっこう高いかと。いままさに、PCから離れたい気持ちでいっぱいデス・・・
実は、ストレス対処法はいろいろ種類が多いほうがよいのです。「対決型」や「責任受容型」が高い人も、たまには「逃避型」や「隔離型」の、とりあえずそこから離れてみる、という対処をしてみると、見えるもの感じることが変わってきたりします。
何がなんでも冷静に理性的に解決する必要なんかなく、「爆発する」とか「人の悪口を思いっきりいう」という対処法もあり。ときによってはそのほうが心の健康によい場合もあるのよ、と自分の体験から思うのです。
つづく