4月16日、愛川欽也さんが亡くなられました。ギネスブックから「世界最高齢者の情報番組の司会者」と認定された矢先の「アド街ック天国」の降板に、愛川さんに何かが起こっているのでは?と感じていらした方も多かったと思います。そしてあまりに突然の訃報でした。
でも最後まで大好きなお仕事に囲まれ、第一線を貫抜くことが出来た素晴らしい人生でしたね。
欽也さんとは日本テレビ「11PM」の水曜日のパートナーとして80年代前半の約4年間を故今野雄二さんと共にご一緒させて頂きました。まるで体内時計を持っているかのように生放送を見事に仕切るその才能に若い私は驚嘆しました。同じ原稿を30秒で、1分でとその場に合わせた尺で読み替える。欽也さんのテレビ人としての技量を真横で見たからこそ「自分はこの世界では生きられない」と踏ん切れたのだと思います。
2年前、某CS 局が当時の「水曜イレブン」を再放送して下さることになり、その前フリを収録するため25年ぶりに目黒のキンケロ劇場でお目にかかりました。お変わりなくエネルギッシュで芸能にひた向きで、本当に好きなことをやり続けていらっしゃるのだなと改めて感じ入ったものです。そして昨年のギネス認定で若い頃「欽也さんは天才!」と感じた事はやっぱり間違っていなかったのだと思いました。
この文章を書いていても目がウルウルしてきます。
欽也さん、どうぞ安らかにお眠りください。
そしてセレモニーには必ず伺いますね。