今年もいよいよ終わりが近づいてきました。
なんとなく
この時期は毎年、あせります。
年賀状・棚卸し・大掃除
まだまだ終わってないよ〜
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です。
漢方カウンセリングにいらっしゃる方も
この時期は忙しく、
急に体調を崩したり、精神的に不安定になる方も多く、
「せんせい、調子悪いから今から行ってもいいですか?」
など、飛び込みの方も多いこのごろ。
確かに年末年始、仕事の忙しさに加えて
寒さと乾燥、そして飲み会・パーティなども多いから、交感神経優位になり
身体の調子、自律神経のバランスも乱れます。
怖いのはそのあと
氣が張っているときはひかない風邪を
お正月にふっと氣をぬいたら
ひいてしまう。寝込んでしまう。
おやすみも台無し、、、、。
だから、
氣をつけましょう
そして、自分のこと
知っておきましょう
自分を知る
漢方的ツール
それが「舌をみること」
「舌診(ぜっしん)」と、いいます
べーーって、舌を出すだけです
ただ、それだけ
とても簡単。
では、鏡を用意して、みてみましょう。
鏡にうつして見てみてください
何色ですか?
まわりにギャザーみたいな歯型がついていませんか?
口の大きさに比べて大きいですか?
小さいですか?
まずは、よい状態の舌を見てみましょう。
動きがなめらかで、ピンク色、
形は左右対称で、湿った薄い苔で覆われ、
亀裂やひび割れのない舌です。
では、自分の舌を観察します
白い色—-冷え
赤い色—-熱がこもっている・イライラ
風邪の初期
紫色—-血流が悪い
苔がある—-胃腸など内臓の疲れ
歯型がある—-身体にいらない水がたまっている・むくんでいる
舌が大きい—-水がたまっている
舌が小さい—-氣力が低下・体力低下
舌が震える—-ストレス・考え事が多い
などなど
わかっちゃう
舌ってすごい!
たとえば、、、
①
白い舌でちょっとぼってり
身体が冷えていて、水もたまっている
冷えとむくみがある
→温めること、冷たい飲み物の取りすぎ注意。
②
苔がべったりな舌
風邪をひいて3、4日経つとこのようになる。
あるいは、食べ過ぎや飲みすぎで
内臓機能がついていかない時もこんな舌に。
→身体を休めること、食べ過ぎ飲みすぎに注意
最近は苔をとるというブラシなどもありますが、
漢方では基本的にはとらなくてもよいと考えます。
とりすぎると苔がつきやすくなります
③
歯型がついたポッテリ舌
身体にいらない水がたまっている、むくみがあり、身体が重い。関節の痛みなども。
→水分代謝を上げること、冷たい飲み物をとりすぎないことに注意。
④
舌の裏に血管がしっかり浮いてる
血流が悪い・肩こり、生理痛、子宮筋腫、更年期障害もおきやすくなる傾向
→適度な運動やストレス解消、添加物・脂の多い食事を避けるように。
約2000年前、レントゲンや血液検査もない時代、
「見る」ということで
一生懸命、患者さんのことを知りたいと思ったからできた「舌診」
この漢方の知恵をぜひ
みなさんに知ってほしいな、と思います。
そして、自分のことはもちろん、
家族のこともみてあげてほしいです
自分を知ることは、自分への愛です
漢方は愛ですね。
漢方薬は体質によって違います。
最初はぜひ、漢方薬剤師・漢方アドバイザーなどにご相談の上お飲みくださいませ。
漢方カウンセリングルームKaon
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