今考えると50年以上前に、私は母の3姉妹の家族と共に毎夏を軽井沢で過ごしていました。別荘を持っていたわけではありませんが、軽井沢に別荘を持つ外国人から素敵な家を借り、3家族で夏を楽しく過ごしました。新幹線のない時代です。父を含めた夫達は一体どうしていたのでしょう。母3姉妹はとても強い嫁だった事は間違いありません。
当時、その別荘で、今では某国の大使夫人であり、母校の東京工業大学大学院で教鞭をとる年長の姉がオリジナルの劇を作りました。従兄弟達と練習して、別荘ライフの終わりに親達の前で披露するのが習慣でした。ミュージカルもあり、今考えるとなかなかクリエイティブ、姉は相当早熟だったのですね。
その後は数日間だけ友人の別荘にお泊まりすることはありましたが、軽井沢別荘ライフからは完全に遠のいていました。ところがこの夏、音楽を通じて知り合いになった方の別荘の「離れ」を2週間借りるという幸運に恵まれました。三笠という歴史ある最高の場所で、軽井沢銀座からも遠くないのにものすごく静かです。しかも「離れ」という全く独立した一軒家なので他人に気を使う必要がありません。
毎朝6時半に起き、朝食を済ませ、支度をして、7時半に「離れ」を出発、車で5分の晴山ゴルフ場につき、軽くパター練習の後、8時から手引きで9ホールのみをプレイします。帰宅後シャワーして、お昼を「離れ」や超久しぶりの「万平ホテル」などで済ませ、毎夕方からは友人別荘巡り&パーティーの用意を開始。大体17時にその方のお家に集合します。正に軽井沢別荘社交ライフです!
それぞれ個性的な別荘に伺うのは本当に楽しい。私の周りは日頃から「おしゃれさん」だけあって、料理のセンスが抜群な方ばかりで、持ち寄りの一品の美味しいことと言ったら・・。しかも今回「離れ」を共同で借りた4人のマダムのうち1人が全くお酒を飲めないので、私を含めた3人は遠慮することなく美味しいワインを楽しめました〜。東京には日帰りで出稼ぎにも行きました!それにしても持つべきものは豊かで心優しい友人ですね〜。