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更年期不調のレベルを『SMIスコア(簡略更年期指数)』でセルフチェック。病院に行くべきかどうかの判断基準に

更年期の不調があっても「病院に行くべきかどうか」で悩む人は多いのではないでしょうか。そんな時に判断基準になるのが「SMI(簡略更年期指数)」です。質問に直感的に答え、合計点で不調レベルを把握。婦人科に行くかどうかの目安になります。

Q. 更年期の不調を感じています。どの程度の症状なら病院に行くべきですか?

A. 更年期症状のレベルがわかる「SMI(簡略更年期指数)スコア」を参考に

 

「症状の感じ方には個人差があり、どのタイミングで受診していいのかわからないのは無理もありません。客観的に自分の状態を知る方法として 『SMIスコア(Simplified Menopausal Index/簡略更年期指数)』があります。女性の更年期症状を数値化する手段として、国内の医療機関で広く使われているものです。

 

婦人科などを受診すると問診票とともに手渡され、直感的に回答して提出。医師がそれを見て、症状を把握するのです。1992年から使われていますが、今ではWebサイトで見られるほか、ページ上で回答ボタンを押し、簡単に結果がわかるサイトもあります。自分でチェックして、ぜひ受診の目安にしましょう」

 

【SMI(簡略更年期指数)】で症状のレベルをチェック

【点数の出し方】

下の表の各項目、当てはまる強度の合計点を出します。

 

【強度の目安】

:日常生活に差し障りがあるほどつらい
:我慢はできるが、なんとかしたい
:症状は感じるが、我慢できる程度
:ほとんど感じない

SMIスコア

SMIスコア/1992年:小山嵩夫ら

 

【あなたの更年期症状はどのレベル?】

0~25点:上手に更年期を過ごしています。年に1回は検診を
26~50点:食事、睡眠、運動などに気をつけ、無理のない生活を
51~65点:医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法などを受けましょう
66~80点:長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう
81~100点:精密検査を受け、長期的な対応が必要でしょう

 

更年期には「正しい知識」が一番の味方になってくれます。その後の人生を楽しく健康にしてくれるのも知識です。(吉形玲美先生)

 

 

 

 

撮影/中川十内<アイキャッチ> スタイリスト/高橋尚美 構成・原文/蓮見則子

 

 

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