漢方カウンセリングに、
もう10年近くいらしてくださっている方のおはなし・・・
漢方ライフクリエーター
漢方薬剤師の樫出恒代です
身体はもちろん、こころも・・
変化してきますよね。
その時、その時の生活・環境・状況など、
いろいろなお話をうかがいながら、身体こころに
寄り添って漢方カウンセリングをしていきます。
「今まではそんなことなかったんだけど
最近、仕事が変わってから、
家に帰って、いったんすわると
もう立ち上がれない。。。」
ふむふむ、そういうことあるよね。
「なんとかご飯食べて、、その後
お風呂に入って、早く寝たほうがいいのは
わかってるのに、、、動けなくて」
そうかぁ、そうだよね、わかってるんだよね。早く行動しなきゃと。
「そのままソファで寝ちゃうこともあって、
氣付くと夜中。あー、またやっちゃったなって。。。」
なるほど、いつの間にか寝ちゃうのね。
でも、それは睡眠でなく、
「氣絶」だわ
「氣」が絶してしまうの。。。。
「毎日のようにそんな感じで、
だから、疲れがとれないんですよね?
そんな自分がいやになっちゃう」
以前はそんなこと
確かになかったものね。
長いお付き合いだからこそ、
わかる、変化。
疲れが取れず、毎日なんとなくだるい
夏の疲れも取れなくて
元氣が出ない
最近、血圧も上がってきた
以前は仕事から帰っても
しっかりお料理して、お風呂ゆっくり入って、よく眠っていた。
すこしくらい
疲れていても仕事はちゃんとやる、
家事も出来る限りはやる
でも、最近は・・・わかるよ、
きっと新しい職場・仕事、はりきってやっているんだろうな、
きっとたくさん
「氣」を使っているのだろう
家に帰ると
「氣」がぬける。
ふぅーっとため息ついたら、
疲れもどよーんと出てくる
あー疲れたって言って
ソファにすわると、
根が生えたようになかなか立ち上がれない
これは、漢方的には
「氣」の消耗。
もちろん、体力も落ちて。。。
それは仕方ないことかもしれないよね。
今までは、更年期に不調にならないための
漢方薬を飲んでいました、
ホルモンバランスに焦点をあてて。
でも、今は
〈一度すわると立てない症候群〉に
ならないために
元氣を取り戻すために
「氣」を補うものを取り入れようね。
「氣」を補う食べ物は
米・もち米・大豆・かぼちゃ・枝豆・キャベツ・じゃがいも・ぶどう・いちじく・
あじ・かつお・うなぎ・豚肉・牛肉・鶏肉
はちみつ・など
パンよりごはんを選んでね。お肉も、好きなぶどうもおすすめよ。
「氣」を補う漢方薬
たとえば
○補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
氣力・体力アップ
夏バテにも。
食欲ないなぁ、目力がないなぁ、
やる氣ないなぁ、顔がたるんできたなぁ
などに。
○桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
すぐに疲れる、氣もちがあがらない、
ゆるまない、やる氣がでない、神経過敏
などに。
○十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
血の不足もあって、疲れがとれず
氣力も低下。手術の後などにも使われる。
今回は補中益気湯をお出しして、様子をみることに。
飲んでみて2週間くらいで
帰ってからも
少し動けるようになりました!
「氣絶」もほとんど
しなくなったよって
ご連絡ありました。
よかった、よかった。
嬉しいな。
漢方のちからで
「こんな自分がいや」でなくなって
笑って過ごせるように
〈一度すわると立てない症候群〉に
さよならできたら、いいね!
きっとできるよ!
いつもそばにいて、応援してる
支えてる、それが漢方のちからだから。
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
漢方カウンセリングルームKaon
Facebook
https://www.facebook.com/kampokaon
ブログ
https://ameblo.jp/kaon2010/
HP
http://kampokaon.com/