立春をむかえ
暦の上では春ですが、
まだ
寒い日もありますね。。。
漢方ライフクリエーター
漢方薬剤師の樫出恒代です。
昼はポカポカでも
夜になるとやっぱり冷え込む
「夜中にトイレに起きるんです。。。」
最近、こんなお悩みを聞くことが多くなりました。
・今までなかったことなのに。
・夜中にトイレで起きるのっていやですね。
・年だから仕方ないのかな。
さまざまな年代の方が
このことが氣になっているみたいです。
夜中にトイレに起きることで
睡眠も途切れがちになり
朝までぐっすり眠れなくなる
睡眠の質も落ちてくるので、
疲れがとれない
結果
朝からスッキリせず
昼間にうとうとすることも。。。
いつもなんだか
ぼんやりして
悪循環。
こんな症状がでたら
更年期真っ最中の方はもちろん、
若い方も
もう少し年を重ねた方も
こんな時こそ
早めに漢方のちからを借りましょう
年齢を重ねるにつれ
あちこちが
固くなる
筋肉、臓器、血管、、、
膀胱もそのひとつです。
膀胱が硬くなることで、
おしっこをたくさん
貯めることができなくなる。
今までは大丈夫だった量を
貯められなくなるから
我慢できなくなるんですね。
その上
〈膀胱〉-〈腎〉が、
つながると考える
漢方の考え方。
膀胱のはたらきを助けてあげるのは、
「腎」というちから。
だから
腎のちからをつけてあげる
漢方がお助けになるんです。
例えば
○八味地黄丸(はちみじおうがん)
疲れやすく、冷え、腰痛、しびれ、
夜間尿、頻尿、残尿感、かすみ目、むくみ、高血圧、肩こりなどに。
○六味丸(ろくみがん)
疲れやすく、冷えのぼせ、口の渇き、
むくみ、かゆみ、夜間尿、頻尿などに。
○苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
腰から下が水につかっているように
冷え、痛みもあり、尿が多い、夜間尿などに。
○清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
疲れやすく、口や舌が渇き、尿が出にくい、残尿感、頻尿などに。
などがあります。
漢方プラス養生をすることで、
効き目を早めに実感することができるのも事実。
夜中のトイレを減らすための養生として
養生というのは日々の生活のなかで自分のからだを整えること
○夜7時以降、水分を摂りすぎないようにする。
漢方で腎の働きが高まる時間が夕方5時〜7時といわれています。この時間を過ぎて水分を摂りすぎると夜中のトイレにつながります
↓こちらの記事もご参考に
怒りが収まらない時、夜中の2時に目がさめる?! 『漢方的臓器時間』〈2017.11.24〉
○ベッドはあたたかく
腎、膀胱は冷えに弱い。
腹巻をすること、湯たんぽをお布団に入れることも予防になります。
○カフェインの摂りすぎに注意
コーヒー、紅茶などもカフェインが多く
利尿作用があります。また、冷たい飲み物たべものも身体を冷やして夜間尿が増えることも。
○夜間尿に効くツボ
腎穴(じんけつ)
泌尿器系の不調に効果的なツボです。
特に腎臓に有効。
小指の第一関節の横ジワの中央のツボ
たまたま1ヶ月前に夜間尿で悩んでいる方に
「八味地黄丸 はちみじおうがん」という
漢方薬をお出ししました。
1ヶ月後のカウンセリングで
「お陰様で、夜中のトイレに
起きなくなりました^_^」
と、笑顔で。
早く効いたね。
よかったね、とこちらも笑顔^_^
やはり、早めに対処すると
早めに結果がでます。
これは何にでも言えること。
今までにはなかった
いやだなぁ、
ちょっと氣になるなぁ、という症状が出やすい
更年期。
でも、
更年期だから
仕方ない、なんて言わないで。
漢方は
更年期のあなたを
しっかり助けてくれるはず。
不安な時や心配な時は
いつでも話してみてくださいね。
年齢や漢方的体質などさまざまですが、
漢方の知恵とちからで
あなたの背中を押してくれますよ!
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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