季節の変わり目
体調乱れる
疲れもとれない。。。
漢方ライフクリエーター
漢方薬剤師の樫出恒代です
すっかり季節が変わりましたね
不調がでるのもこんな季節の変わり目に多い
不調の原因はどこからくるのか、
ひとりひとり違うと考えるのが漢方の知恵
そして、一部だけをみるのではなく一部をみて全体をみていくのが漢方の考え方
あなたは いま
どこが気になりますか?
目
目の不調とつながるのは
「肝」(かん)
肝のはたらきは、、、
こころとからだの活動をスムーズにする
ストレスがたまらないように流すちからや
血液をたくわえて血のながれをコントロールするちから
不調になると
↓
イライラして憂鬱になり
月経の量は少なくなり
目が疲れやすく、乾燥してくる
近視・老眼・白内障など
舌
舌の不調とつながるのは
「心」(しん)
心のはたらきは、、、
血液の循環を良くする
栄養素を血につくりかえる
物事を考え、精神を安定させる
不調になると
↓
動悸・血圧上昇・不眠
夢をたくさんみる
舌の色が悪くなり
舌がしびれたり、ヒリヒリしたりする
口
口(唇)の不調とつながるのは
「脾」(ひ)
脾のはたらきは、、、
栄養物を全身に運ぶ
消化した食べ物から栄養分を取り込む
不調になると
↓
疲れやすくなり、食欲不振、下痢
美味しく食べられなくなる
筋肉がやせてくる
味が感じられなくなったり、
口の中に炎症が起きたり
口角炎、口内炎なども。
鼻
鼻の不調とつながるのは
「肺」(はい)
肺のはたらきは、、、
呼吸で外から空氣(清氣 きれいな空氣)を吸い込み、体内の濁氣(不要な空氣)を出し
栄養分と合わせて「氣」をつくり
全身に送り出す
不調になると
↓
抵抗力が弱まり、病氣になりやすくなる
元氣がない、風邪をひく
呼吸が浅くなる
鼻水が出る、鼻がつまる、喘息など
耳
耳の不調とつながるのは
「腎」(じん)
腎のはたらきは、、、
生命エネルギーを蓄える
生長、発育、老化、死に関わる
水分代謝をコントロール
骨、髪の毛、歯を丈夫にする
不調になると
↓
身体全体に影響し
疲れやすく、病氣が治りにくく
抵抗力、回復力が低下する
尿が近くなり、夜間尿も増える
老化しやすくなる
耳の働きがおとろえ、聴力低下
耳鳴り、難聴になりやすい
いつも不調になるところ
症状の出るところ
それは身体からのメッセージ
その部分だけでなく
つながる臓器もみてくださいね。
不調な時、おすすめの食べ物は
肝〕 クコの実・菊の花・はっか・ナスなど
心〕 ハスの実・らっきょう・ゆりねなど
脾〕 もち米・じゃがいも・りんごなど
肺〕 ぎんなん・梨・人参・白菜など
腎〕 山芋・松の実・栗・くるみ・ゴマなど
なお、
「肝・心・脾・肺・腎」
五臓の臓腑の名前については
西洋医学の臓器(肝臓や心臓など)と混同しがちですが、概念が異なるので
別のものと考えたほうがいいかと思います。
漢方ならではの
広く深い考え方。
からだとこころを元氣に保つために
こんな漢方の知恵も参考にしてくださいね。
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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