セルフケア次第で弾力や柔らかさを取り戻し、柔軟性とハリが生まれるフェムゾーン。潤いのある外陰部のケア方法を解説します。
潤いのあるフェムゾーンはケアで生まれます
「腟まわりは繊細で敏感。さらに腟の内側にある腟壁は年齢とともに薄くなり、粘液の分泌量が減ります。すると乾燥や萎縮が起こり、自浄作用も低下しやすくなります。そのため、外側からのケアで優しく清潔に保湿し、柔軟にしておくことが大切。
その際、腟は経皮吸収率が非常に高いので、触ったものや塗ったものの成分をダイレクトに吸収します。だからこそ体に害のない、専用アイテムを使ってほしいのです」と長渡実穂さん。
閉経前後の腟は、一気に乾燥が進むので、柔軟にし、保湿をして、顔同様、衰えないようお手入れを大切に。
外陰部のケア方法を解説します
① 外陰部全体を片手で覆うように、次に会陰から肛門付近はプレスしながらオイルを塗ります。余ったオイルでVラインのきわの部分を★のそけい部分に向かって両手で流していきます
② 小陰唇の花びらのようになっているひだを指でつまむようにオイルを丁寧に塗り込みます。少し圧を加えたり、優しくつねるようにしたりして、ゆっくりほぐしていきます
③ 親指または人差し指の腹で大陰唇の内側から外側へ流します。少し硬くなっている部分があれば同じ場所を何度か丁寧に流してください。オイルが不足したらつけ足して
④ 大陰唇と小陰唇の間の部分を中指もしくは人差し指の腹で下から上に、少し圧を加えながら3回流します。最後にくるくると恥丘から★のそけい部に向かって流します
教えていただいたのは
長渡実穂さん
Miho Nagato
大手エステサロン勤務後、独立し、原宿にあるエステサロン「クオリアナークス」を設立。デリケートゾーンケア、バストケアに特化して施術を行っており、腟まわりの不調改善にもアプローチしている。現在はデリケートゾーン・バストケア専用のこだわりの商品も開発・提供中
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イラスト/内藤しなこ 取材・原文/金沢由紀子