2020年9月に発売された『「閉経」のホントがわかる本』の刊行後に開催されたオンラインセミナーには700名を超える視聴申し込みが。20年以上のおつき合いという、本誌でもおなじみ、医学博士の対馬ルリ子先生と美容家の吉川千明さんの息の合ったかけ合いで、楽しくも内容のギュッと詰まった対談の前半をご紹介します。
お話を伺ったのは
対馬ルリ子さん
Ruriko Tsushima
1958年生まれ。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長。産婦人科医、医学博士。女性の生涯にわたる健康を推進するNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立、さまざまな啓発活動や政策提言を行う。
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吉川千明さん
Chiaki Yoshikawa
1959年生まれ。美容家。オーガニックスペシャリスト。メノポーズカウンセラー。国内でのオーガニックビューティの第一人者。2020年から、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座にて「更年期カウンセリング外来」を担当。OurAgeのコラム「ハッピー女神プロジェクト」も人気。
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著者の二人も経験していた更年期の絶不調とは?
『「閉経」のホントがわかる本 更年期の体と心がラクになる!』は、婦人科医の対馬ルリ子先生、美容家の吉川千明さんの共著。
閉経とは何か、女性ホルモンの仕組みからわかりやすく解説し、更年期に起こる不調について原因と対策を詳しく書いたこの本は、発売後1週間で増刷。40代、50代の女性から「こんな本が欲しかった!」という声が続々と寄せられています。
刊行を記念して行われたセミナーでは、本の中では触れていないこともたくさん語られました。開催後に寄せられた感想でも特に反響が大きかったのは、対馬先生と吉川さん自身の更年期不調についてのお話でした。
「ありとあらゆる症状が出た私の更年期。ぜひ皆さんの参考にしてほしいんです」(吉川千明さん)
吉川 私は40歳前から、更年期症状の宝庫といわれるくらい症状がありました(笑)。まず、喉に魚の骨か梅干しの種が詰まったような感じになり、そのうち胃がシクシクして、胃がんかなと疑ったり。心臓がバクバクして心配になり、心電図を取りにも行きました。
対馬 ともかく、ホルモンのバランスがかなり乱れていましたよね。
吉川 混んでいる電車もだめ、首都高速のトンネルもだめで車に乗れなくなって。肩や首こりもひどかったですね。そしてもの忘れ、不眠、手の痛み。皮膚のかぶれもひどくて、いつものショーツにもかぶれて大変でした。
「知識のないまま更年期の不調が出て、楽しみをあきらめるなんて残念すぎます」(対馬ルリ子さん)
対馬 あの頃は、本当におばあさんみたいになっていましたね。私の場合は、低用量ピルを飲んで月経を安定させ、検診もしていたので「これで更年期に対する準備はOK」と思っていたんです。
それが51歳のときにガタガタ〜ッと調子がくずれて。予想もしていなかった皮膚に不調が出てしまったの。
吉川 覚えています。先生と金沢に旅行に行ったとき、かゆいかゆいって、ポリポリかいていましたね。
対馬 ボツボツも出てきて、その後、大変な皮膚トラブルになりました。体の内側の調子が悪くなると皮膚に出るんですね。皮膚を甘く見ていた自分をおおいに反省しました。
皮膚は体の中でいちばん大きな臓器。食べたものや飲んだものも如実に現れます。あれ以来、栄養に気をつけて、スキンケアも丁寧にするようになりました。
おふたりによる「【閉経】がわかるセミナー」の好評を受けて、2021年2月には「更年期の悩み相談室」と題して第2弾を開催。
そして来る4月12日(月)19時より、第3弾の開催が決定しました! 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
●視聴は無料、どなたでもオンラインでご参加いただけます。更年期不調に関する質問やお悩みも絶賛募集中!
●事前に下記のURLから「zoomウェビナーの事前登録」が必要です。
↓お申し込み(ウェビナー登録)はこちらから↓
https://shueisha.zoom.us/webinar/register/WN_ixaqe8a9QCOsrjxN05j-9g
そして…4カ月で4刷り重版と大好評の、おふたりの著書がこちら!
大人の女性にはぜひ読んでほしい、40代から先の人生で自分を守るための大切な知恵が詰まった一冊です。
『「閉経」のホントがわかる本更年期の体と心がラクになる!』
『「閉経」のホントがわかる本更年期の体と心がラクになる!』
対馬ルリ子・吉川千明 著/集英社 1,870円
撮影/島袋智子 取材・原文/蓮見則子