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更年期世代必見。私の「子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん」検診

吉川千明

吉川千明

1959年生まれ

美容家、オーガニックスペシャリスト

自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、スパ、漢方、食にいたるまで、ナチュラルで美しいライフスタイルを提案

オーガニックビューティの第一人者として知られる

 

OurAgeインタビュー「美容の世界をあらゆる角度から学び、最高の知識で女性を救いたい」はこちら

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更年期世代必見
私の「子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん」検診

 

 

こんにちは、吉川千明です。

青葉が清々しい季節になってきました。

皆様、お元気にしてらっしゃいますか?

私は、3年ぶり、久しぶりに海外に行ってきました。

写真は、一緒に行った産婦人科医の対馬ルリ子先生とハワイの友人と。

ジャクジーに浸かってリラックス。

吉川千明連載 検診 吉川さん、対馬さん

 

私達の周りにも、友達が病気になったり、亡くなったり、

少しづつ、前とは違ったことが起こってきます。

対馬先生とは、60歳を越した今、お互いに元気でいようねと話しています。

しかしながら、旅はいいですね。

世界はまた動きだしているようで、私も元気をもらって帰ってきました。

 

 

さて、今日は、重要な、婦人科系の検診について書きました。

最近、40代、50代向けの女性誌を読んでいると、

婦人科系のがんや子宮筋腫に関する記事が増えていると感じます。

私たち患者も勉強できますし、治療の選択肢も広がります。

しかし、たくさんの情報に、怖くなり、

単に怯えている人もいるのではないでしょうか。

 

怯えている間に進んでしまいます。

 

良くないのは、恐れて、検診も受けず、治療に行くまで長い時間躊躇していることです。

最初は軽かったはずなのに、時間が経って、

ガンや病気が進行してから見つかった人をたくさん見ています。

薬も軽く、治療も簡単だったはずなのに。

私も、ものすごい怖がり、そして痛がりです。

だからこそ検診と予防は大事にししうよと心がけています。

 

 

ほとんどの人は「子宮頸がん検診」のみ
「子宮体部」も「卵巣」もみていない

 

更年期カウンセリングにいらした方に「婦人科検診は受けていますか?」

とお訊きすると「はい。受けています」とお答えになります。

ですが、よく訊いてみると毎年やっているのは会社の健康診断や

市町村からくる検診項目にある「子宮頸がん検診」のみのことが多い。

40代や50代に多い「子宮体がん」や「卵巣がん」のチェックはしていないことになります。

受けていたとしても4、5年前にやったきり、だったり。

それは受けているうちになりません。

 

 

「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵巣がん」の検診って?

「子宮頸がん」はウイルスの感染による子宮の入り口、頸部からはじまるがん。

子宮頸部、入り口の細胞を採って検査に出し、細胞の異形や変化を調べます。

細胞診といいます。

 

「子宮体がん」はホルモンバランスが崩れる時期に増えてくる子宮本体、子宮体部のがん。子宮の壁、子宮内膜の細胞を採って検査に出し、細胞の異形や変化を調べます。

細胞診といいます。

 

「卵巣がん」は、その場で細胞を採って検査に出すことができません。

まず経膣超音波(エコー)の画像で卵巣の腫れや腫瘍を確認し、

内診と言いいますが、手で触って痛みの有無や卵巣の位置や様子を調べます。

 

 

「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵巣がん」を
調べるために、私が受けている4つのこと

私は、この3つのがんと膣、子宮、卵巣全体の状態を知っておきたいと思っています。

そのために毎年やっていることは、この4つです。

 

1 「内診」

2 「経膣超音波(エコー)」

3 「子宮頸がん検診(細胞診)」

4 「子宮体がん検診(細胞診)」

 

産婦人科で予約をする時に、「子宮頸がん検診と子宮体がん検診、それと経膣超音波、エコーもお願いします。卵巣がんのチェックもお願いしたいのです」

とお伝えすれば良いと思います。

内診は、基本なので、超音波やがん検診をする前後に必ず入ります。付いてきます!

 

 

呼び方にルールなし。自分で内容を確かめて

 

「子宮頸がん」も「子宮体がん」も「卵巣がん」も、どれも見逃せないのですが、

会社からの補助や市町村の奨励で、無料で受けられるのは基本「子宮頸がん検診」のみ。

そのせいか、「子宮頸がん検診」のことを「子宮がん検診」または「婦人科検診」と呼ぶことがあります。

これですと全部カバーしているように感じます。ネーミングが紛らわしいのです。

「婦人科検診」と言ったら、3つのがんをカバーする、

内診、経膣超音波(エコー)、頸がん検診と体がん検診、この4つを指して欲しいのですが、そうなってないのです。

自分が何を受けているのか、ご自分で把握しておく必要があります。

 

 

子宮体がん論争あり
毎年やるのかやらないのか!

 

子宮頸がんの検査や経膣超音波(エコー)は、

私にとっては痛みもなく、さして嫌ではない検査です。

しかし、体がんの検査は、一瞬ではありますが、ウッとなる、

気持ちのよい検査ではありません。

超音波エコーで見て、子宮内膜が厚くなっていなければ、

その痛い検査を毎年しなくてもよいというドクターもいます。

私の子宮内膜も厚くなっておらず、毎年受けなくもよいのだとも思います。

しかし、私は、検診は欠かさず続けてこそ意味があると思っています。

今年はいらないや、と飛ばしはじめたら、良い習慣が崩れてしまいそうで、

私は、子宮体がん検診も毎年受けるようにしています。

 

今日は、がん検診のことを書きましたが、経膣超音波(エコー)をすることで、

現代女性の共通課題、子宮筋腫の様子もわかります。

また、子宮体がん検診は、気持ちが悪いよ、と言いましたが、

最近は痛み止めを使ったり、麻酔をしてすることもありますので、

そんなに怖がらなくても良いと思います。

そういえば、対馬ルリ子先生のクリニックでは、

「痛くない体がん検診」というメニューがありました。

 

体に気をつけているから、がんにはならない、調べない、

と言っていた人にもがんが見つかります。

がん細胞も元は自分の細胞ですが、一旦スイッチが入ると

自分の細胞ではないかのように、増殖をはじめます。

ですので、普段丈夫な人も、体に気遣っている人も、検診は受けて欲しいと思います。

 

大事なことは、普段の生活です

食べること、寝ること、休むこと、運動はうんと大事で、ストレスも減らしたい。

とにかく大事なのは、毎日の生活です。

そして楽しく生きること!

婦人科検診のために使うのは、365日の中のたった1日。

普段から神経質になる必要はありません。

ですが、365分の1日がとてもあなたを助けます。

あなたもやってみてください。

今日は書かなかったけれど、もちろん乳がん検診も1年に一度必ず、ね。

 

 

さあ、最後に1つ、気持ちのよいものをご紹介して終わりにしたいと思います。

更年期、香りに力を借りましょう。

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