遅くなりましたが、みなさん今年もよろしくお願いします!(地曳さん)
お悩み:その64
仕事中(特に夕方になると)、無性におしゃべりがしたくなり、同僚に話しかけてしまいます。5、10分程度だったらいいのですが、たまに2時間近くもしゃべってしまい、帰宅時間が遅くなることもあります。話し相手になってくれている方にも迷惑をかけているかも? と思い、やめたいのですが、なかなか直りません。(52歳・パート・アルバイト・広島)
地曳さんのお答え
この間は、「仕事中におしゃべりしている人たちを注意したい」という方から質問をいただきましたが、今回はおしゃべりをしている側からのお悩み相談ですね。
はっきり言って、あなたは迷惑をかけています(笑)。
あなたがおしゃべりに講じている間にもお給料は発生しています。タバコを吸いに行くとか長めの小休憩を取るとか、ひとりでやっていることだったらまだしも、相手にも迷惑をかけています。
職種によっては、下手な会議より日常の雑談からいい企画が生まれることもありますが、そういう仕事じゃないならやめたほうがいいですよ。
ただ、無性におしゃべりがしたくなる気持ちはわかります。
コロナ禍は話すことにも制限がかけられていたじゃないですか。そのときの膿が溜まっているんですよ、きっと。
私が通っているジムなんて、「あなたたちは運動をしに来ているの? それともおしゃべりをしに来ているの?」と聞きたくなるくらい、大変なことになっています(笑)。
日中にお仕事をバリバリこなしたから夕方にきっと脳が疲れて、おしゃべり欲求が湧き出てくるんだと思います。人間ってずっと同じことをしていると疲れちゃうんです。「違うことをしたい!」と思うから、おしゃべりをしちゃうんです。でも、それを同僚相手に発散させてはだめですよ。
「疲れてきたな~」と思ったら人に迷惑をかけない違うことで気を紛らわせる。
1時間も2時間もおしゃべりをするくらいなら、5分か10分くらい外に出るとか、お手洗いに行ってこっそり5分だけゲームしたり、SNSを見たりしてもいいと思いますよ、私は。
そして、おしゃべり欲求を職場で発散するのではなくて、趣味の場に行きましょう。
語学教室、読書会、フラワースクール、お料理教室、なんでもいいです。そこで、おしゃべりできる相手を見つけては?
最近、友人たちとライブに行きました。いつもだったら終わった後に軽く飲みに行くのですが、その日は終電に近い時間だったから真っ直ぐ帰宅して、その後一緒に行った仲間とLINE電話で2時間くらいおしゃべりをしました。
(前に書きましたが、コロナ禍で始めた“LINE女子会”は、まだ続いてます)
友だち2、3人でLINEのグループ電話でおしゃべりしながらお茶を飲んだりお酒を飲むだけなんですけど、相当すっきりします。電話代もかからないので、“LINE女子会”おすすめです。
「仕事は仕事!」と割り切ってさっさと帰って、趣味の場でおしゃべり欲を満たしたり、友達と“LINE女子会”をしたりすれば、仕事中のおしゃべりも少なくなるのではないでしょうか。
お悩み:その65
職場で隣のデスク同僚が一日中独り言を呟いたり、大きくため息を吐いたりしています。正直、気が散るんですが、電話応対もあるのでイヤホンや耳栓をつけるわけにもいかず…。本人になんとなく伝えても「うるさいよね。ごめんねー」と言うばかりで改善されません。どうやら本人は無意識だそうです。(47歳・会社員・東京)
地曳さんのお答え
心中お察しします、本当に…。
私も些細な音に超敏感なので、その状況は耐えられないかも。
本当だったらノイズキャンセリングのイヤホンひとつで問題解決だけど、電話対応がある場合はイヤホンや耳栓をつけて仕事するわけにもいかないですよね。
今ひとりで喫茶店の中でこの原稿を書いていますが、ノイズキャンセリングのイヤホンを付けていますし、電車内でも必ず付けます。
残念ながら独り言というのは、その人の性質だから治らないですよ。独り言を言っている人が独り言を気にしないように、あなたも音を気にしない方法はありません。そういう性質だから。
もうこれはお悩み解決、というより完全に同情でしかない(笑)。
できるアドバイスとしては、せめて移動中くらいはノイキャンを付けたり、仕事中も(可能だったら)片耳だけ付けると疲労軽減になると思います。
本当に困っているなら、席替えを上司にお願いするしかないのでは? まさか、猿ぐつわを噛ませたり、防音ボックスにぶち込んだりするわけにもいかないし(笑)。
相手「あれ~、ペンがない~」 あなた「そうなんだ~」
相手「あ~もう忙しい忙しい!」 あなた「あ~私も忙しい忙しい!」
と、独り言にいちいち反応して、嫌がらせしちゃう?(笑)
気になることは、人それぞれ。自分のストレスがマックスにならないうちに解決しましょう。
本当、上司に席替えを提案して!
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