先日、大手企業の知り合いから、50代女性向けアンケートのモニターを頼まれました。プロの調査員からインタビューを受けたのですが、最初のほうの質問で「あなたが毎日欠かさずしていることは何ですか?」と聞かれ…
私はなぜか、「階段下りです」と即答。
30代ぐらいの男性調査員に、階段下りのことを説明しながら「なんて、まぬけな回答なんだ」「もっと他に気の利いたルーティーンはないのか!?」と自問自答。でも、ほかにまったく思いつきませんでした…。
階段を下るのは、前回書いたのですが、急激に骨密度が下がり骨粗しょう症になりかけているのをくい止めるためです。
初夏に骨密度の相談に行った医師から、食事指導のほか、骨に負荷や衝撃を与えるよう言われました。骨芽細胞は衝撃を感じると(骨を作るのをやめろと命令するホルモンが減って)積極的に骨を作り出すため、結果骨密度がアップするということですね。私の場合、筋肉も少なく体重が軽いのがよけい負荷不足につながるそうで、人よりがんばらないと間に合わない、と。
医師が最初にすすめたのは…
「エアロビをしてください。ぴょんぴょん跳ねるのが骨に一番いいんです」
…「いや、無理無理むりです!」
数年前からスポーツクラブには通っていますが、筋膜リリースやヨガなどリラックス系のクラスしか参加せず。最後にエアロビをしたのは、たしか30年以上前。1時間も飛び跳ねるなんて、体力的に絶対無理、という自信があります。
目の前の患者のへなちょこぶりを見て、医師は、残念そうに年配向けと思われる提案をしてきました。
「じゃあ、『階段下り』と『かかと落とし』をしましょう。『片足立ち』もいいですよ」
ホッ。できるできる。
というわけで、その日から、毎日階段を下るように。たまたまOurAge編集部も、自宅も7階なので、少なくとも家を出る時と退社時の2回、計14階分。駅も下りエスカレーターは使わず、下るときはオール階段で。もし14階分上れと言われたら続かなかったと思いますが、「ふふっ、下るならね」とドヤ顔。
また、朝はテレビを見ながら片足立ちを左右1分ずつ。せっかくなので、ヨガの木のポーズ(もどき)で、軸脚の膝上に反対の足の甲をつけ、両腕を高く上げて全身の伸びも。ついでに階下に音の響かない場所にひざ掛けを敷いて、音と振動を完全防御して、かかと落としを50回。
この程度の運動で、私の骨芽細胞に変化が起こっているのかどうかは、来年の骨密度検査までわかりませんが、とりあえず続けています。
実は通っているスポーツクラブに初心者向けの30分のエアロビのクラスがあることを発見。参加する勇気を振り絞っているところですが…。
今回も、「50代あるある(かもしれない)川柳」を一句。
50代 継続優先 無理しない