こんにちは。ライブ大好き編集者のすぎです。
先日、金沢に行ってきました。
ライブの予定は前から決まっているのだから、お店も早く予約すればいいのに「どこに行こうかな~」と、つい直前までグズグズしてしまう私。人気の観光地なのに日曜休みのお店が多く、いいかも?と思って電話したところはすでに満席で……。
「そういえば」と思って本棚から引っ張り出した伊藤まさこさんの『あした、金沢へ行く』に載っていたのが、金沢21世紀美術館にもほど近い、こちらのお店。
金沢まで行ってお蕎麦ですか?と思いますよね。私も思っていました。すみません。
ところが、さすが! まさこさん。古い町家をリノベしたのか、レトロなガラスや格子のデザインもシャレていて、なんとも居心地の良い空間でいただくお酒と料理のおいしいこと!
野菜の天ぷら。加賀レンコンや芽キャベツ、ゆり根など、少量多品種がおひとりさまには嬉しい限り。
本日の変わりそばはポンカン切り。オススメ通り、お塩でも食べてみたら、ポンカンの香りが口中に広がります! かなりのボリュームだったので、飲んだ後は小盛でも良かったかもしれません。
もうお腹いっぱいなのに、土日のみという、そば茶のブラマンジェまで頼んでしまいました。限定に弱く、好奇心で太るタイプです……。
そして目的のライブは、こちら金沢エイトホールにて、スガシカオさんの「Hitori Sugar 2020 明日、君の街に歌いに行くよ」公演。
昨年4月にアルバム『労働なんかしないで 光合成だけで生きたい』を発表した後、6月に見たNHKホールでは、ホーンセクションを交えたド派手なライブに驚いたのですが、このヒトリシュガーは、ギター1本、たったひとりでステージに立つというもの。
キャパ500人のライブハウスは、もちろんSOLD OUT! 実は私、LINE CUBE SHIBUYA(昔の渋谷公会堂)のチケットが外れてしまったので、本当に良かった。しかも整理番号75番。激近!
たったひとりのステージとはいえ、前回書いた竹原ピストルさんのように「マイクで拾えるギターの音と歌声だけ。以上!」ではなく、スガさんは足で操作するエフェクターを駆使し、ギターの音を変えたり、その場で弾いたフレーズをループさせて重ねたり、ギターのボディや、マイクを仕込んだ足元の箱でリズムを加えたり……。
もちろんギターと歌だけでじっくり聴かせるバラードも良かったのですが、アンコールの1曲目、そんなテクニックを駆使して華やかな曲を演奏し終えたスガさんのドヤ顔が、とても印象的な夜でした。