自粛期間(と、足の骨折)で、リモートワークが長かった私。
打ち合わせやら会議などは、意外とPC越しでいけるもんだと感心していた。一方、圧倒的に多くなったのは、キーボードをたたいてる時間だ。
「すみません」と声をかけたり、「これってさー」と質問したり、ちょこっと社内を歩けば聞けたことが、概ねメールになる。電話もあるが、相手もリモートだったりすると何をしているかわからず、タイミングがつかみづらい。ほとんどのことが「ま、メールしてみるか」となる。
そんな中、異変は生じた。
朝、目を覚ますと、両手の中指の動きが悪い。起き上がって、作業を始めると指は動いてくる。数日たって今度は、目を覚ました時に、両手の中指が固まるように。グーパーすると、やっと伸ばすことができるようになる。また、しばらくすると、朝イチで中指を伸ばそうとすると「ビヨン」となるようになり、ついには、別の指で手助けしないと伸びず、「ビヨン」とハネるようになった。
こ、これは・・・。もしかして。
ちょうど足を折っていたので、週に1回は整形外科に通っていた私。思い切って相談してみた。
「先生。足と全く関係ないんですけど、朝、中指が固まってて、動かそうとするとビヨンってなるんです。動きだせば、日中は問題ないんですが・・」
診断は、ばね指。超簡単に言うと、指の腱鞘炎だ。
「靭帯性腱鞘とそこを通る指屈筋腱の間の炎症をとるため、指を休めること。可能な限り、原因となっている動作を控えること。固まらないように、グーパーみたいなストレッチもしてね」と先生。
極力ふだんは中指でする動作を人差し指にしてみたり、努力はしたのだが、動かさないことはなかなか難しい。しかも両中指だし。
そうこうしているうちに、朝、指がほとんど動かなくなった。うーんと頑張って、やっと指がビヨンとなる感じに。
まだ、足は折れていたので、整形外科の先生に相談した。
「これ以上悪化しちゃうと手術になっちゃうから、注射しましょう。ステロイド注射。」「わかりました・・・」
手のひらの、両手中指の下あたりに、右プスリ、左プスリ。
採血すら直視できない私だが、さすがにどんな感じか見届けようと、じっと手を見る。
「何度もできる注射じゃないから、ともかく使いすぎないように。更年期もあると思うけど、まずは使いすぎないこと」繰り返し、言われた。
注射後、3日目あたりから格段に指の動きが良くなってきた。とはいえ、油断禁物。再発防止には、指のストレッチおよびトレーニングだ。
さあ、OurAgeの記事の出番。ずっと続けているのが、この指トレ。
会社でも通勤中でもテレビを見ながらでも、いつでもできるのが一人手指運動。覚えてしまえば簡単で、私は手がスッキリする感じがする。
PCのキーボードを打たないわけにはいかないし、フルートだって吹きたいし、ピアノだって弾きたいし、しっかりと指トレしている。今のところ、再発はしていない。
同じ悩みを持つみなさん。一緒に指トレしましょう。折った足のリハビリに筋トレもしなきゃだし、50代は忙しいわね。