緊急事態宣言が続く5月。みなさん、いかがお過ごしですか。私はムーンプリンセス妃弥子さんの運トレ記事で、GWに射手座が運を整えるためにやるべきことは「ずっとできなかった片づけ。特に人間関係をよくするなら玄関」とあったので、ずーっとゴチャゴチャが気になっていた靴箱を片づけました。最近履いていないパンプスもロングブーツも捨てて、はあ、スッキリ!!
その後も週末ごとに、水晶玉子先生も実践している魔界退治をやっています。片づけをすると、疲れるけれど、家の魔界が綺麗になり、 ストレス発散にもなりますね。
さて、前回、いいところで途切れてしまってすみません。テーマはズバリ、50代女子の「眠り」の改善!!
[簡単なあらすじ] 私、かーやはオープンしたばかりの「MuAtsu Sleep Lab.(ムアツスリープラボ)」へ。そこでラボの所長・睡眠研究家で『最強の睡眠』の著者・西川ユカコさんの睡眠カウンセリングを受ける。一瞬で爆睡できる体質だが、50代になってからの眠りの悩みは、トイレに何度か起きてしまうこと。ユカコさん曰く、それは膀胱の加齢と、体内時計の狂いから生じるのだそう。体内時計を正しくするためには朝、太陽の光を浴びる、散歩するなどがメラトニンも増やしてよいらしいのだが、その点、私はユカコさんが「日差しエリート!!」と判断するほど優秀だった(エッヘン!)。となると、いったい何が問題なのか……??
カウンセリングシートのある部分に目をとめたユカコさんが静かに言った。
「かーやさんの体内時計の狂い、夜に問題がありそうです」
「夜に問題、ですか!?」
私の体内時計の狂いの原因が、夜に??
うーーーむ、あれこれ考えてみるが何だろう。
「も、も、もしかして、ビールの飲み過ぎですか?? 夜のおしっこには直結しそうだし…」
「いや、ビールじゃないでしょう。それほど量も飲んでいませんし。ここにも一杯くらいと書いてあります」
「はい、量は飲んでないんです。ただ仕事帰りの生ビール一杯が、なによりの楽しみで💕」(その後、緊急事態宣言で、生ビールも飲めなくなり、途方に暮れる日々…)
「夕食の時間はどうですか? 寝る3時間前には飲食を終えるのが望ましいんですけど」
「以前は、仕事柄、会食も多かったし、残業終わってから食べ飲みすると22時過ぎってことも多かったです。でも今は、リモートのことも多いし、夕食はわりと早くなりました。外食するにもお店が閉まっちゃうから、焦ってサクッと食べて帰ります」
「コロナ以降、夕食は前より早くとっているんですね。それはいいことですよ」とユカコさん。
「だとすると…まずはコレです。お風呂の温度が高すぎますね」
お風呂か!! 大好きな湯の温度が問題!?
「設定温度43度とありますが、高過ぎです。よい眠りにつくためには38度~40度の湯に10~15分ほど入るのがベストとされています」とユカコさん。
「ううう…、温泉好き、銭湯好きの私。お気に入りの別府も熱海も草津も、都内の銭湯も熱めです。43度は私にとっては普通。体が高温に慣れちゃってるみたいで」
「確かにかーやさんは、普通の人より、熱い湯に慣れているから、それほど影響ないのかもしれないですが…。
高温の湯に入ると、交感神経が優位になって、眠れなくなるんですよ。ちなみに41度以上でも寝る3時間以上前に入れればOKです。でも、これから暑くなりますし、少し設定温度、下げてましょうね」
「は、はい、やってみます!! 熱い湯は外で楽しみます(←懲りてない)」
そんなことで昼間の努力が水の泡に?
「そうなると…あとはコレしかないですね」
カウンセリングシートから顔を上げて私の目をのぞきこむように問いかけるユカコさん。
「もしかして、おうちの照明、明るくないですか??」
「え、照明ですか?」
「そうです、灯りです。明るいんじゃないですか?」
「はぁ…、確かに、帰宅するとテレビやら、家中の灯り、ぜんぶつけちゃいますけど」
ユカコさんの目がキラリ✨
「やはり。それですよ。日中よく歩いている日差しエリートのかーやさん、
夜は照明を暗くしないと、昼間の努力がムダになっちゃいますよ」
「そんな~(涙)」
「太陽の光を浴びて、分泌されたセロトニンは、夕方以降にメラトニンという睡眠ホルモンに作り変えられるんですが、網膜に500ルクス以上の光が届くとメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。
一般的な家庭の照明は200-500ルクスですが、200-300ルクスの光を見ただけでもメラトニンの分泌が減るという報告もあるんですよ」
「ひょ~。年々、近眼も、老眼も進んで、トリメっぼくなっているから、家でも煌々と明るくしないと、読んだり書いたりしづらいんですよ~(泣)」
「会社とか仕事の時は蛍光灯で煌々と、ですが、おうちに帰ったら、寝室もトイレもバスルームも照明はあまり明るくせず、おすすめはオレンジ系の電球色で。二つある灯りなら一つにしたり、間接照明にしたり。ホテルのバーみたいなイメージかしら」
「うーーん、ムーディってやつですね。性格に合わないけれど、こうなったら、睡眠のためにムーディ💕な灯り、やってみます」
「あと、寝る前ギリギリまでスマホを見てはダメ!!
太陽の光にも入っているブルーライトの画面を見ると、「脳が日中だ」と勘違いしてしまうんです。せっかくのメラトニンも減るし、体内時計の調整もうまくいきません」
「は、はい、これもなかなか難しいけれど、やってみます!!」
ただ寝るだけで、ぴったりの寝具を診断!?
ユカコさんとのカウンセリングを終えた私は、ラボの最新兵器? 足利工業大学 睡眠科学センターと共同開発したという「BODY FITTING SYSTEM」を体験!!
と、いっても、一見、なんの変哲もないベッドに寝るだけ。仰向き、横向き、足しても1分たらず。
寝姿勢から、重心位置などが測定され、画面にバランスセンサー測定器による結果が。自分にとって理想のマットレスや枕の硬さ、弾力性、高さ、厚みなどが提案されます。
「枕が合っていない」という悩みもあり、ユカコさんのカウンセリングで枕の寿命がとっく切れていることがわかった私は、AIに提案された枕二種をお試し。
スリープスタイリストの方が枕の高さや角度をチェックしてくれました。
ふむふむ、これはなかなかよいかんじ💕 あ…寝ちゃいそう……
その後、はっと正気に戻った私に、ユカコさんが生活習慣コメントや、診断によるおすすめのマットレスやピローを書き込んだシートを渡してくれました。
「現状、素晴らしいです!! 夜の照明(明るさ)に気をつけられるとベストです。
本当にかーやさんの生活習慣は素晴らしい系なので、“眠れる体づくり”はほぼOKです。本当に、夜の灯りだけ、気をつけていただければ」
とユカコさん。
「うれしいです。せっせと歩いてたのが体内時計調整、睡眠にいいとわかったので、さらに頑張って歩きます!!」
「後は…」
「え、後はなんですか」
「”眠れる道具(枕、マットレスなど)選び”がキモかもしれませんね!」
「確かに。耐久年数を大きく超えて20年も同じマットレスに寝ていますしね。枕もフィットしてなかったのが今日、わかりました」
いろいろと気づいて反省する私に、ユカコさんはしみじみと言うのでした。
「長年、眠りを追求してきた私ですが、最近つくづく思います。
必要なのは二つ。まず”眠れる体づくり”。これは自力本願。努力が必要ですね。
もうひとつは、”眠れる道具”、これは選んでお金出せば、あとは他力本願(笑)。この両輪で快眠は完成していくなぁ、と。
そして年齢を重ねるほど、その両方を手に入れていくことで差が出る気がします」
さすが、眠りのプロフェッショナル、ふ、深い…。
と、いうわけで、うっかり爆睡しそうになったピローを注文しました!!
まずは”眠れる道具”ひとつGET。
そして、ベッドルームやお風呂などの灯りも変えちゃいました。こんな感じで。
小さい照明を買おうかと思っていた矢先、魔界退治をしていたら、これらを見つけ出したのです!!
左上は、熱海土産のライト。砂や貝が入っていて可愛い。左下の光が揺らぐろうそく型のものはアロママッサージの店で購入。右は、数年前にNYのMoMAのミュージアムショップで買ったブック型ライト。閉じると灯りが消える。
いやん、いろいろ素敵なの持ってるじゃん、私。(どんだけため込んでるんだ!?)
というわけで、最近はムーディに夜は過ごしております。
おかげさまで、早めに眠くなり、爆睡。トイレ回数が前より減った気がします。
届いた枕も、頭がほどよく安定して気持ちよい~。選んでくれたAI様、ありがとう。あとは、マットレス、どうするかなあ…。
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西川ユカコさんの「睡眠改善カウンセリング」(30分16,500円 60分22,000円 電話で要予約。火曜~日曜11時~18時) 無料のオプションで、マットレスや枕のご提案と試寝(所要時間:約30分)も可。西川さん以外のスリープスタイリストが担当する場合は無料。