かーやです。東京の感染者数の多さに恐れおののく毎日です。10月15日発売の『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2022』制作もゴール目前の最終コース。玉子先生も仕事場におこもりして執筆、確認中です。
さて、そんな中、私は、自分や玉子先生はもちろん、日本、世界の人の健康祈願で、岩手県中尊寺の「新型感染症早期終息祈願写経」に参加しました。
中尊寺様とのご縁は、三年前。現在OurAgeで連載小説「mist」を書いている作家・横森理香さんと岩手の高校生のための講演会に行った時に立ち寄ったことから。
更年期世代は何かと心も落ち着かない。写経に挑戦してみましょうということで伺ったのでした。
正座をしての写経、私も一緒にやったのですが、なかなかに心身が鍛えられました。詳しくは横森さんのレポートを。
お寺での写経は煩悩も消え去り、気持ちがすっきりしたものです。
中尊寺の「新型感染症早期終息祈願写経」、早速にトライしたが…!?
その後、時折、中尊寺様からお知らせをいただくようになったのですが、六月に届いたのがこの写経の件。
コロナ退散のために、これは参加しなければ!! と申し込んだのです。
こちらは全国の人々が、自分に割り当てられた法華経の一部を写経して、全員で書き上げるというもの。私が担当する部分は、巻六の七。
「遠時六百八十萬億・・・」から始まる下りです。
書道セットを用意し、見本を下に敷いて、一文字ずつ書いていきます。
いや、とにかく、漢字を筆で書くのは難しい…。
最近は手書き自体、あまりしなくなっているのに、下に見本があるといっても、筆で、薩、摩、微、塵、辯…など画数多い字を書くのは緊張します。
間違えられないし。送られてきた紙は一枚のみ。失敗できない。
そんな私の気持ちを見透かしたように
「写経は早く上手に書こうとするのではなく、一字一字を仏様を書くと思い丁寧に書くことが何より大切です」
と、注意書きに書いてありました…。
ハ、ハイっ、気持ちを落ち着かせて書きます。
時々、深呼吸しながら集中~!
三分の一くらい。ふーーー。腱鞘炎になりそう。
さすがに正座ではなく、椅子に座って書いていましたが、姿勢がよくないと筆では上手く書けないものなんですね。
背筋を伸ばして…集中、集中!! 腹にも力が入るので、おなかぽっこりにも効きそう!?
そういえば、祖母は夫を早くに亡くしたからか、信心深く、早朝必ず、部屋の文机で写経をしていました。
私は祖母の隣の部屋(仕切りは朝はとっぱらわれていた)だったので、朝、目覚めると写経する祖母の姿があったのです。
何を祈って、毎朝、書いていたのだろうと、写経しながら祖母の気持ちに思いを馳せました。
大学に合格し、上京する時もお守り袋に写経したものを折りたたんで渡してくれて…。
ああ、今さらだけれど、本当にありがたいことだったなあと思うのです。
集中することで心が整う写経タイム
そんなこんなを想いながらも、書き終わりましたよ。
書くことに集中していると、雑念や不安もどこかに飛んでいき、シンプルな自分に戻れる気がしました。
整う…ってかんじでしょうか。
一時間半ちょっとかかりました。画数も多いから、右手が痛い…。
なんだかスッキリ!! この一枚に願いとともに、私の不安やいろんな思いがこもっている気がします。
最強という噂の「角大師御札」が届いた!!
そして、こちらを中尊寺様にお送りしたところ、
じゃじゃーん!!
届いたのが、こちら!!
「受納之証」と、疫病退散にご利益のある「角大師(つのだいし)御札」です。
悪魔退散の御札の絵は、角大師と呼ばれる平安時代の天台宗の中興の祖、慈恵大師良源様を表わしたもの。大師様は観音様の化身に姿を変えて、農民の田畑を守ったといわれており、厄除け大師、魔除け大師など霊験ある大師として古くから信仰を集めているのだそう。
この御札を玄関や戸口に貼ると最強の効果があるのだとか。
早速、私も、これを玄関ドアに貼りました。もう、これで怖くないっ。
いや怖いけれど、なんだか守られている気がします。
私や、全国の人たちが書いて奉納した経典は、すべての巻が揃ったら整え、巻物に仕立てて、11月10日の奉納式の後、金色堂へ納められるのだそう。
皆の祈りが通じて、穏やかで健康な日々になりますように!!